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20歳が映画「30S」を見てきたよん

どうしても30Sをみた感想をまとめたくて、1年ぶりぐらいにnoteにログインしました。はじめましてただのオタクです。対戦よろしくお願いします。

最初に言うと、すげーよかった。

正直期待してなかったんです。自分は7ORDERガチのニワカで、ライブ2回しかいったことない弱々オタクだし。ジャニーズ時代のことは全然知らないし、YouTubeの動画も全然全部見れてはない。ただ曲とパフォがカッコいいから好きで、最近はインスタをチェックしてるぐらいなんです。

だから、さなぴーが映画作るって言っても、「どーせつまんないだろうけど、時間あったら見よっかな〜」ってモチベでした。でもバイト後暇だったし、なんとなく見てみたら…

そしたらすげーよかった😭

30Sは簡単に言うと、20歳の頃に掲げた夢に辿り着かなかったことを、30歳になったタイミングで受け入れる話。夢と、これから頑張らなければならない就活でがんじがらめになってる、20の自分にめっちゃ沁みる話でした。

全員役者さんの演技も上手いし、カメラも生々しくて大好き。

導入のテンポが悪いと見た時は思ったけど、離席がない映画館だからこそできた展開の調整の仕方ですよね。ドラマだったらできないし、配信で稼ごうとしてる映画でもできない。作り手側が、映画館で出すことに意味を感じていることが、よく伝わってきました。

最後の現実に戻ってく感じもすげーよかった。
音楽家が焚き火にギター入れるの、本当に夢との別れができたことが絵から伝わってきて。

5年後ぐらいの深夜に、ふとまた見たくなる映画だと思います。

〜メインのキャスト別感想〜

​向井タケル役 小野 匠さん
根が真面目なイケメンさん。

ギターを諦める代わりに、可愛いお嫁さんと中小の跡取りっていう美味しいポジをゲットした男の子タケルの、棚ぼたに納得いってない雰囲気がめちゃくちゃ良かったです。

マリッジブルーでお嫁さんに当たるとことか、路上ライブやってる同期に会いにいくとか、ほんとにしょうーもなくて。

でもだからこそ、感情移入できる愛らしさがあるんだろうな。と思います

長嶺 蓮香​ 役 財田 ありささん
やりたいことがない女の子。

彼氏に振られて、アル中派遣社員。
昼間に酒飲みだして職場で無能扱い…ってただの地獄じゃないですか!

ほんとにアル中演技が凄まじくて、中盤ずっと見てられなかったです。

自分がタケルみたいな立ち回りする未来はないし、甲みたいな宇宙事業をする可能性はないけど、蓮香になることは全然あり得る。だからこそ、ほんとに怖かったし、辛かった。

でもだからこそ、ラストで今までの呪縛から解放されたシーンを見て、なんとなく自分の重荷も無くなったような感覚を覚えることができました。

あと結局、チューハイとかワインばっかり飲んで、冒頭で飲んでたビールの美味しさはわからなかったのが、可愛くていいよね。もしかしたら見逃してるだけかもだけど。

御手洗 甲​ 役 真田 佑馬さん
演技は多分映画の中で一番下手。でもだからこそ、甲のピーターパンっぽさが表現されていて、見事な配役だと思いました。

みんなを焚き付けるだけ焚き付けて、どっかに行っちゃった甲。

死んでるのか、生きてるのか。実際にタケルの前に現れてるのか、詐欺をしてるのか。中盤までは?でいっぱいだったけど、蓮香と薫のシーンで、それらは本当にどっちでもいいって伝わってきたので、ほっとしました。

てか普通にさなぴーの作曲とか作詞とか、好きだしね。
BOW!!みたいな、わがままな愛の歌詞を作れる人のプロデュースする映画がつまらないわけない。

また何か作って欲しいな。切実に!

御手洗 薫役 新田 桃子さん
甲の妹として生きてる女の子。

正直ビジュと話し方、性格がガチで好きです。
親友の女の子相手だと、すごい口が悪くなって、適当な態度で甘えるのが可愛くていい。

甲を探して、探偵事務所に行ったり、お姉さんの家に突撃したりするのも、見ててハラハラして最高でした。

何か許してくれるような雰囲気がある新田 桃子さん。最近推してる土屋くんと赤名くんと同じ、エーライツ所属なのも、個人的にポイント高いです。またどこかで新田さんの演技も見たいです!


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