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『「人生の勝率」の高め方』を読んだ

土井英司『「人生の勝率」の高め方』を読みました。土井さんが発行している「ビジネスブックマラソン」はずーっと購読していて、土井さんがおすすめしてくれた本を何冊も何冊も買っています。ベストセラーを何冊も世の中に送り出している土井さんによる「人生の勝率」の高め方の紹介、とてもよかったです。

以下、メモしたところを公開します。

まずは、ビジネスの効率最大化の話。というか、プッシュ型からプル型に変えていくこと、メッセージをきちんと伝えるにはどうすればいいかということが書かれていました。

ビジネスの効率を最大化しようと思ったら、限られた時間でなるべく利益率の高いお客様と商談をすること。そのためには、自分から相手を探しに行くのではなく、「この指とまれ」の発想で見込み客を集めることが大切です。
だから、交渉したくない相手には、あらかじめそう言っておく。もちろん直接的には言えないから、発信するメッセージに、それとなく仕込んでおくのです。(p.141-142)

そのうえで、「メッセージをコントロールする方法」が3つ紹介されていました。

1. ターゲットが誰かを宣言する
2. 価格帯を提示する
3. 「しないこと」「できないこと」を明確にする

特に3つめの「しないこと」「できないこと」を明確にするのはとても大事だと思います。

それから、人を引きつけるための「隠れシグナル」について書かれていたところ(p.187-195)も、これから心がけていこうと思わされました。

人を惹きつけるために「隠れシグナル」を発信する:

1. 人を惹きつけるものを買う
- 人を惹きつける特別なものを買うと、「特別な相手」を引き寄せることができる。
- 話題になるものを身につけると人の縁が増える。
- 好きな人同士にしかわからない「暗号」を身につけられる。

2. ボキャブラリーを磨く
- 「どんな言葉を使っているのか」「どんな用語を知っているか」によって、集まってくる人が変わる。
- 望まない人間をマーケティングしない、「デ・マーケティング」も大事。

最後に書かれていた、人生を豊かにする最大最良の秘訣も。「未来に成功をセットする」って、とても大事なことだと思います。

常に成功に向かい続ける、ということです。
成功は、「未来に存在している」からこそ、人生の幸せや充実につながります。だから、絶対に「実現してはいけない」ものだとも言えます。
途中の目標をクリアするのは大事だけれど、基本的には「向かっている」ことに意味がある。実現したとたん、成功は当たり前になるのですから。
だから結論としては、

「今に感謝して、未来に成功をセットして走り続けること」

が人生を豊かにする最大最良の秘訣です。(p.260)

簡単なノウハウ本ではなくて、マインドセットを変えなきゃいけないところもたくさんあります。参考になりました。

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