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鈴木由美『中先代の乱』を読みました

鈴木由美さんの『中先代の乱』を読みました。実は高校まで日本史を勉強していたものの、「中先代の乱」という言葉を習った記憶がなかったのですが、「中先代」は、「先代(鎌倉幕府・北条氏)」と「当代(室町幕府・足利氏)」の中という意味です。

昨年、NHK大河ドラマ「太平記」の再放送を見ていたあたりから、最後の得宗家の北条高時の遺児・北条時行が鎌倉幕府滅亡後も戦い続けていたことを知り、そこから興味を持っていろいろと本を読んでいます。いまは、ジャンプコミックスで『逃げ上手の若君』という漫画も出ていますが、この「逃げ上手の若君」が北条時行ですね。

著者の鈴木由美さん、中学校2年生のときに北条時行を好きになり、「資料がないぞ」と指導教官に言われながらも、ずっと北条時行について研究をされて、この本が生まれたそうです。

北条時行の終焉の地は、僕の地元・藤沢の龍口刑場でした。いまは、龍口寺になっていますが、昔は刑場だったのでした。日蓮が龍ノ口法難を逃れて、そこに日蓮宗の寺として龍口寺が建ったのだったな、とか思い出しました。鎌倉も、龍口寺のあたりも、また行きたくなりました。

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