歴史改竄忘却政府

https://www.youtube.com/watch?v=skAsVDv72nA

 私は、歴史修正主義者が、間違いなくこの国には存在していて、その行為はもう先進国とか、民主主義とかを完全に否定しているだろうし、別に政治イデオロギーはなんでもいいのだが、もしもそれを政府の閣僚や官僚が国会で行うなら、それはもう犯罪であろうと思っていたのだが。

政府文書として残された記録が、例え国家の長い歴史の中の恥部であっても、関東大震災で、朝鮮人、中国人、そして日本人に行われた、日本人による、少なくとも数百人は間違いないと考えれる、虐殺事件を、「政府としてその事件は、確認できない」と表明するなら、もはや江戸時代や、明治時代の全ての歴史は、事実かどうかわからないと言ったも同然だろうし、もう日本人は国家の歴史など必要なくなったのではないかと思う次第である。

それは、美しい国ではなく、忘却の国であり、改竄の国である。事実、日本は公文書が改竄された国なのだが、どうやらそれは、大正時代から、延々と続いてきた国家としての習性のようで、もはや政府は、政府が保存する、過去の政府の官僚による記録文書や、国会図書館の公文書の記載は、改竄されているかもしれないので、事実認定すらできなくなったようだ。

ということで、日本の今の政府は、歴史改竄忘却政府になったということだろう。もしそうなら事実かどうかわからない文書を、なんでこの国は保存しているのだろうか? 創作活動を今後の日本政府が続けやすいために、歴史ファンタジー作成のための資料を、国民の税金や補助金で、残しているということだろうか。

そりゃ、ホロコーストはなかったという、ホロコーストを行った側の民衆や、「元々パレスチナには誰も住んでいなかったんです! そこにイスラエルは入植しただけです。」という建国時の、ユダヤ人の一部で信じられているファンタジーが、事実として語られ、世界の多数から、そのような虚言は「まともに相手されなくなる」のと、同じではないのか?

(日本から参加したイスラエルのキブツ体験者は、そう教わっていて、彼は村外れの古い壊れた民家で、パレスチナ人の地図と記録を見つけ、ついに夢から醒めて、当時のキブツの仲間に聞いて回ったが、誰も答えなかったという書物を私が読んだ時に感じた、なんとも薄ら寒くなる、歴史改竄と忘却に同一であろう)





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