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Facebookの変化がマーケターにもたらすもの

Facebookは最近、より多くの「人と人のエンゲージメント」を築くために、ある検討をしていることをF8カンファレンスにて強調しました。 それには2018年以降に成功するために、マーケティング担当者がどのようなコンテンツを制作する必要があるのか​​が隠されています。

ニュースフィード担当で副社長のAdam Mosseri氏は、Facebookの主な用途が友人や家族とのつながりを持つことがであるにもかかわらず、そのような大切な会話がニュースフィードから消えている、と述べています。

Facebookは、この状況を変えようとしています。

大きな変革の一つは、コンテンツの評価と表示をアルゴリズムがどのように決めるか、という部分です。 Mosseri氏は、その決定方法を打ち出しました。

ニュースフィードの仕組み

インベントリ: あなたが従う人とがフォローしている「人」と「ページ」に基づいて見られる全てのコンテンツです。

シグナル: シグナルで、インベントリの優先順位を決めます。シグナルは例えば、投稿者、投稿日、類似投稿への返信、インターネット速度、デバイスなどです。

プレディクション: コンテンツを判断し、「一般的なデータ・反応」と「個人履歴」からあなたがどのように反応するかを予測します。

スコア: 最終的に各コンテンツにスコアが付けられ、それに応じてコンテンツが表示されます。これはFacebookにアクセスするたびに発生します。

このプロセスは今後さらに調整されます。新しいニュースフィードは、もちろんユーザーの投稿の好みや投稿を見たかどうかも見ていますが、それよりも例えば「ユーザー同士がどのようなコミュニケーションをとっているか」といった部分に、よりフォーカスして認識し始めます。

ニュースフィードの変更がマーケティング担当者にもたらす意味

人々を結びつけ、つながりを増やすことを重視するFacebookの試みは、多くのマーケティング担当者にとって「挑戦」です。つまり突然、会話を呼び起こすコンテンツを作成する必要が生じてきた、ということです。

Mosseri氏は、下記のグラフで投稿の種類とそれに対する平均エンゲージメント(いいね!とコメントの数)を示しました。

多くのマーケティング担当者は、新製品やウェブサイトへのリンクを投稿したいと考えています。しかし実は「ウェブサイトへのリンク」の投稿は、エンゲージメント率が低いことが明らかです。 先に記したとおり、Facebookは現在ユーザー同時の会話や関係をより重視しているため、今後この種の投稿は難しくなっていくことが予想されます。

比較的エンゲージメント率が高いのは「グループ投稿」です。グループ投稿は、Facebookページへの投稿よりも双方向のコミュニケーションがとりやすく、Facebookが強調する「より多くの人と人のエンゲージメント」にまさに当てはまります。すでに、この「グループ投稿」を使って顧客とコミュニケーションをとっている企業も見られます。

企業の担当者には、Facebook上で起こる自然な会話を作り出すことが、求められていくでしょう。

プレゼンテーションはこちらから: From Consumption to Connection

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By: 石田 バレット
翻訳: 佐藤 佳穂

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