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訪日インバウンド:どこの国の人が日本を訪れているか見てみよう

「外国人」を国籍別で考える

「訪日観光客」と聞いたとき、皆さんはどこの
国籍のひとをイメージするのでしょうか?
中国人?アジア人?それとも欧米人?

ところで欧米人から見て、中国人・韓国人、
そして私達日本人を見た目だけで判別する
ことは
簡単なのでしょうか。

これを読んでいる皆様は海外旅行の際に、
国籍別でサービス内容が異なるのを
感じたことはありますか?(差別ではなく)

分かりやすいのは、韓国人や中国人が多い
ホテルの朝食には、キムチおかゆ(とピータン)が提供されたりしますね。
多国籍相手ではない場合を除いて、案内する観光地も
レストランも土産店も実は微妙に異なります

データで見てみよう

同じ様に一言で「訪日外国人」と言っても、
どこの国の人をターゲットにするかで
サービス内容が変わるかもしれません。
どこをターゲットにするのか?を考える前に
具体的に、どの国の人がどれくらい日本に
訪れているのか
早速、見てみましょう。

日本政府観光局(JNTO)では毎月最新情報が
提供されています。


https://www.jnto.go.jp/statistics/data/20230920_monthly.pdf

1,累計でも単月でも7~8割が戻る

2023年1月~8月で1,500万人を超え、
2019年の約70%
となりました。
今夏は猛暑・酷暑でインバウンドに
一瞬陰りがありましたが、それでも単月で
85%の回復
しました。
10月以降はさらなる上昇が見込まれるでしょう。
あとは、突出して2割しか回復していない中国が
戻れば、インバウンドはほぼコロナ前に戻り、
それ以上になるでしょう。

2,4カ国だけで総数の6割!

韓国・中国・台湾・香港の4カ国の
2023年1月~8月の累計は9,518,300人
これは訪日観光客全体の合計15,189,900人の
6割を占めます。
この数字を見ると、いかにこの4カ国の影響力が
大きい
か分かります。
またリピーターが多く、日本とのカルチャーが
他の国に比べ近いこともあり、より一歩踏み込んだ体験型のツアーが好まれています。

https://www.jnto.go.jp/statistics/data/20230920_monthly.pdf

3,東南アジア+インドの7カ国も健闘

そして忘れてはいけません。
タイ・シンガポール・マレーシア・インドネシア・
フィリピン・ベトナム・インド、7カ国の合計
2,230,100人となり、米国の130万人の倍にあたり
全体2位の台湾に匹敵します。

もちろん、ひとまとめには出来ませんが、
決して無視も出来ないグループ層です。

さて、どこをターゲットにする?

国籍なんて関係ない、万国共通
これまで培ってきた自分たちのサービスに
自信があるのでこのまま何も変えたくないというのも
もちろん、間違っていません。

でも、皆さんのサービスを受ける訪日外国人の
お客様の国籍に興味を持って、独自で統計を
取ってみるのも傾向が見つかって、
面白いかもしれません。

訪日外国人がサービスの何に魅力を
感じている
のかが、分かれば
そこを特化・強化、または単価を上げることで
さらに増収につながるかもしれません。

それにしても、海外で「コンニチワ!」
声をかけられますが、一瞬で私が日本人だと
分かるんでしょうか。
たまに「アンニョンハセヨ」の時もありますが・・・

ハロー、ニーハオ、サワディカー、
シンチャオ、スラマッパギ
など
挨拶できたら喜んでくれそうです笑
こんな些細なことでも、コミュニケーションの
スタートになりますね。

最後に

当たり前のことですが、現場で実態を見ることと、
統計など数字で把握することは
共に非常に重要なことです。

それらのデータを元に、彼らの動向、趣向などを
分析して効率よく収益を上げる事が
私達のゴールとなります。

その国の人は何を求めて日本に来るんだろう
食?観光?文化?ショッピング?エンタメ?

さて今日はこの辺で。See you next time!

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