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昨日の本棚

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読書記録、本や書店に関する考察など。 読書記録は月に1回のふりかえりをベースに、おもしろかった本は個別に考察も書きます。
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#小説

最近読んだ本(2022.11〜2023.2)

読書記録を書くのをさぼっているうちに、なんだか外があったかくなってきた。もう春ですね。 目録11月 密やかな結晶(小川洋子) Arc ベスト・オブ・ケン・リュウ(ケン・リュウ) 夜の舞・解毒草(カリージョ・カン、マルティネス・フチン) ディディの傘(ファン・ジョンウン) 気流の鳴る音(真木悠介) 12月 堕落論(坂口安吾) 本のための生涯(イワン・スイチン) 侍女の物語(マーガレット・アトウッド) 東京の生活史(岸政彦 編) ちくま日本文学全集 岡本か

2022年9月の読書記録

11月になってしまった(毎月言ってる) 10月ぶんもまとめて書こうかと思ったけど、ちょっと冊数が多かったのであきらめて、神田の古本まつりにくりだすことにします。 目録100分de名著「アイヌ神謡集」(知里幸恵) 夜想曲集(カズオ・イシグロ) 定本 本屋図鑑(本屋図鑑編集部) カイエ・ソバージュ1 人類最古の哲学(中沢新一) 愛のゆくえ(リチャード・ブローティガン) 銀河の片隅で科学夜話(全卓樹) 読んでいない本について堂々と語る方法(ピエール・バイヤール) 1

2022年3月 読書の記録

5月になってしまった。早すぎる。 目録差別はたいてい悪意のない人がする(キム・ジヘ) トリエステの坂道(須賀敦子) 白痴 2(ドストエフスキー) コーヒーと短編(庄野雄治 編) サン=テグジュペリの世界(武藤剛史) 3月はいろいろあって本が読めなかった。ちょっとした家具を買ったり積読を増やしたりして読書環境を整えつつ、須賀敦子のエッセイをのろのろ読んでいたらHPが少しずつ回復した。 彼女の文章は、読んでて嫌な気持ちになることがない。直接的に嫌な気持ちになる文章な

2021年8月の読書記録

ふだんは遅くても月の前半に読書記録を書き上げてたのに、今回はいろいろ考えていたら9月も下旬にさしかかってしまった。まあ、読んだものの消化に時間がかかったということで… 本を読むことの楽しみは、一冊から未知の世界を知れるだけでなく過去に読んだ本とのつながりが見えてくることだと思っているのだけど、今回はそういうつながりがいくつも見えたので、大変だけど楽しかった。 目録(13冊)地下世界をめぐる冒険(ウィル・ハント) <責任>の生成 中動態と当事者研究(國分功一郎・熊谷晋一郎)