幸せを知るという不幸

私の初めてであり今の所一番幸せにしてくれた彼女との時間は高校2年生からだった。

馴れ初めは席が近いことが始まりで次第に仲良くなり一緒にテスト勉強をしたマクドナルドで一緒になった。

当時から私はモテるような見てくれではなかったが彼女は一緒にいると楽しいと言ってくれていた。

そこからの約2年間は幸せと言っても差し支えないものであった。いつでも心細い時は一緒にいてくれる、休みの日にも一緒に遊びに出かける、旅行にも行く。

今の私が持ってないものをほぼ全て持っていた。

しかし初めて強い好意を寄せられた私はよくない自信をつけてしまった。俗にいう調子に乗ってしまった。

童貞と付き合うことのメリットとして浮気をしないというのがあるが実はそれは違う。童貞は自信がつくと調子に乗ってしまうのだ。童貞はおとなしい種類の犬なのではなく下半身は陽キャをしのぐほどのポテンシャルを秘めている。

話はそれたが私もその調子に乗ったうちの一人であった。見てくれは付き合うに値しないのに理想だけが高くなった。

その結果私はだれにも見向きもされない大学生活を過ごすことになった。
その過程で最初の彼女との思いでにふけることは何度もあった。
彼女は自分よりもかっこよく年上の彼氏と過ごしていることを知ったときは嫉妬と自業自得であるという気持ちが交差していた。

結果私はこじらせてしまい悲惨な大学生活を送る羽目になった。

その間に何度も自分から行動を起こすことはできた。行動を起こさなかったのは自分だし自らを不幸にしたのも自分であった。


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