清宮幸太郎選手のバッティングの考察

清宮幸太郎選手と中村奨成選手共に今年のドラフトを湧かせた二人について書かせていただきます。

今回は、清宮幸太郎選手についてです。
清宮選手は誰でもわかるホームラン(ボールを遠くに飛ばせる)をたくさん打てる打ち方をしています。


1.背筋力を活かした軸回転。
これはバレエやフィギアスケートの回転と基本的には同じです。体を回転させるときは背骨に軸を持っていくと回し易くなります。その為回転力が増し体に力が入りやすく、ボールが当たれば飛ぶ、もしくは鋭くなるのです。

2.鞭の使い方のような上肢(肩~指)。
回転力を利用しているので、当然体の始動の時には必要な力以外入っておらず、体の後からついてくる打ち方をしています。それにより肩~指先まで柔らかく使用出来るのです。その為急な変化球にも対応しやすくなります。
但し球速のあまり変わらないスライダーやツーシーム、フォークボールなどには対応がしづらい
又、変化球から組み立てた投球のストレートには弱いと思われます。

3.その軸を壊さない下半身。
当然下半身もしっかり出来上がっています。
下半身の体重移動の時、歩幅をあまり大きくとっていない為上半身の回転を活かしやすくしていると考えられます。

清宮選手のバッティングは、非常にコンパクトな為鋭いスイングによりボールが遠くに飛びやすい打ち方になっています。

私からしいて言わせてもらうとすると、歩幅を足の横幅1~1.25分広げられるともっと良くなると思われます。そうすれば世界で活躍した松井秀喜選手のようになると思います。
なぜならミートポイント(ボールを当てるポイント)の幅が広がるからです。上半身の柔軟性を考えれば可能ですが、バッティングホームの型がある程度決まっている選手なので、バランスを変えるのは慎重にやらないと、体の使い方がわからなくなり、スランプになってしまいます。

これからプロに入り、どういう選手になるかは、非常に楽しみです。もう一皮向けた清宮幸太郎選手を是非観させて欲しいです。

清宮選手、応援しています!

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?