田邉佳祐

リンドウ技研㈱)代表取締役 | 現役エンジニア & ITスキル講師 開発やCT…

田邉佳祐

リンドウ技研㈱)代表取締役 | 現役エンジニア & ITスキル講師 開発やCTO補助、エンジニア教育をしています☕️

マガジン

  • 中小企業経営手記〜小さな会社の営み方〜

    福岡でIT企業を経営しているたなべの週報です。 自分と同じようにスモールスタートする起業家、正解がわからない中で踏ん張るしかない経営者の方に向けて発信しています。 毎週土曜日更新。

最近の記事

PM/PgM育成におけるシステム思考・クリティカルシンキングの重要性

弊社で行っているIT人材向け研修の中にPM/PgMといったプロダクト開発のマネジメントができる人材の育成課程がある。 最近、その研修の中でシステム思考・クリティカルシンキングを積極的に意識させてディスカッションを実施しており、その有効性について紹介したい。 「コミュ力」の正体エンジニアにしろ、マネジメント職にしろ、自らの職域関係なくコミュニケーション能力を求められる時代である。 「コミュ力なんて関係ない!素晴らしいコードを書けるほうが大事だ!」と言える人はその環境を大事にし

    • 腕時計で悩みたくないから高級腕時計一本だけ買ってみた

      社会人になると誰もが一度は検討したことがあるであろう「腕時計」。 特に高級腕時計は大人の嗜みやらマナーやらで話題に上がることも多い。 これは去年の話だが、自分は34歳にしてようやく高級腕時計を一本だけ買った。そのときに考えたことと、購入したことでどうなったかについて書きとどめておく。 始まりは10年以上前最初に高級腕時計について悩んだのは10年以上前の話だ。 自分は大学時代、とあるショーパブで働いていた。そのときのお客様に「時計ほしい?」と聞かれたのだ。 通常、水商売にお

      • FigmaとFigJamが研修や講義、授業でとても便利だという話

        最近しっかりめにFigmaとFigJamを使って講義や研修をすることが増えた。 先日、テレ東BIZでも放送されていたが、日本企業のFigma導入はかなりの速度で進んでいる。 企業内で導入が進み続けるFigmaAdobe XD販売終了→AdobeのFigma買収計画→AdobeのFigma買収断念、という流れの中で一気に覇権を握った形だ。 Adobeはプランの縛りがなかなかXD単体で、というわけにはいかず、PhotoShopとIllustrator、そこにXDをつけると必然的

        • 日本の子どもの英語アレルギーとIT教育

          昨日は一日中、体験授業やら会食やらで外出していたおかげでnoteを書けず、毎週土曜日に更新していた記録がストップしてしまったのが悔やまれる。 まぁ自分のペースで淡々と続けられればいいかと思い、今日もこうして感じたことをつらつらと綴っている。 海外製ツールを使って体験授業をやってみたもともと、体験授業でコードを書くという流れはあまりやらないようにしている。 パソコンに不慣れどころか、一度も使ったことがない状態でプログラミングをやってみよう!はハードルが高すぎるためだ。 した

        PM/PgM育成におけるシステム思考・クリティカルシンキングの重要性

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        • 中小企業経営手記〜小さな会社の営み方〜
          17本

        記事

          100kgまで太るときの「あれ、いつの間に…」感は異常

          この二ヶ月、キックボクシングを始めたおかげで体重が4kg落ちた。 ありのまま書くと、現在35歳で80kgだ。(身長182cmなのでBMIはギリ標準圏内) 実は3年前は101kgあった。0.1㌧である。 3年で20kg落ちたわけだから健康に向かっていると言ってよいだろう。せっかくなので、100kgを越えたときの経緯を記録しておこうと思う。 ベトナムへ移住する前まで話は遡る3年前に帰国するまで、2年間をベトナムで過ごした。 基本的に社会人になってからは80 ~ 87kgの間で

          100kgまで太るときの「あれ、いつの間に…」感は異常

          「成功体験を積む・積ませる」への執着

          弊社では教育事業を行っており、自分自身もIT技術の教育者である。 子供向けのIT技術への入口から、プログラミングを主としたエンジニア教育やPdMやPMを主とした管理部門までをカバー範囲としている。 その中で「成功体験」という言葉を頻繁に使うため、言葉の定義といかにそれに執着しているを書き留めておこう。 我々、教育者は教えを与えることを生業としているが、現代では「ただ与える」だけでなく意欲や自発性の発達を促すことに重きを置いている。 IT業界では「自走できる」という言葉が流通

          「成功体験を積む・積ませる」への執着

          社員向けIT研修・プログラミング教育のシラバス作成で感じたこと

          弊社ではIT教育事業を展開している。 ゆえにシラバス作成をひたすら実施する期間があり、ちょうど今がそのときだ。小さな会社なので社長である自分もせっせとシラバス作成をしているわけだが、そこで感じたことを書き留めておきたい。 対象ごとにカスタマイズしないと意味がないまず話したいことが、提供する企業や団体、年齢層ごとにカスタマイズしなければ無意味だということだ。 これは認知能力やITリテラシーの差ということではなく、目標設定が異なること、そして前提知識・ドメインが異なることに由来

          社員向けIT研修・プログラミング教育のシラバス作成で感じたこと

          34歳で老化が急激に進むらしいので去年起きた老化現象をまとめる

          きっかけはこの記事だ。 どうやらヒトは34歳で老化が急速に進んでいくらしい。ちょうど昨日、久しぶりに風邪を引いたのでまとめてみることにした。 それ以前に体調を崩すことも多かったが、それよりなにより、こんなにもおじさんは乾くのかと驚いている。 肌の乾きが尋常じゃないスーパーで指をペロッと舐めて袋を開ける人を見たことはないだろうか。 自分はよくスーパーへ行くので頻繁に見てきた。野菜を入れるビニール袋や、レジ袋といったあらゆるビニール製の袋は、舐められた指と共に開口してきた歴史

          34歳で老化が急激に進むらしいので去年起きた老化現象をまとめる

          外国人エンジニア面接の思い出

          少し前、Xでは外国で働くエンジニアについて盛り上がっていた。 外国と一言でいえど、アメリカやカナダといった比較的移住者を受け入れやすい土壌が整っている英語圏を目指す人が多いようだ。 日本人が海外、ではなく外国人が母国以外で暮らしエンジニアとして働くケースを考えてみる。 ベトナムで暮らす外国人エンジニアたち自分は3年前まで、ベトナムでIT企業を経営していた。 その中で人員を確保するため、人材募集系Webサービスをいくつか利用したことがある。そのときに募集してきてくださったエ

          外国人エンジニア面接の思い出

          祖母と畑を耕して10円ハゲを治した

          最近はベランダ菜園で育てているスナップエンドウが予想を超えてグングン伸びてきている。 「生命はたくましいなぁ」と感じながら、ふと3年前に日本へ帰国したときのことを思い出した。 3年前の冬、自分は体重が100kg以上あって、10円ハゲが5つあった。そのうちの一つは500円玉以上の大きさでもはや10円ハゲどころの話ではなかった。 特に医療的な話ではないが、自分の10円ハゲはこうして治った、という体験談を共有したい。 結論から言えば、「規則正しい生活をしながら心身をデトックスし

          祖母と畑を耕して10円ハゲを治した

          Mac歴10年超のエンジニアがWindowsへ移行する理由

          本当に長いこと、macOSと過ごしてきた自分がWindowsへ移行することにしたのでその経緯と所感について書く。 以下のような人には少し参考になるかもしれない。 Macをメイン機にしているがWindowsへ移行するか悩んでいる Macを使いたいが、仕事や学校でWindowsを使わされてストレスが溜まっている Windowsはちょこちょこ触っているが、メイン機にするには不安なエンジニア ゲーム開発や3Dモデル、動画制作他クリエイティブについてWindowsがどの程度使え

          Mac歴10年超のエンジニアがWindowsへ移行する理由

          「エンジニアは学び続けるべきか」論争の無意味さ

          少し前、長年議論が続いている「エンジニアは学び続けるか」論争に新しい種火が灯された。 元ツイートが見つからなかったが、おそらく同じツイートを見た人の反応が下記。 以前かなり大きな種火になったのが、「エンジニアとして勉強する時間は就業時間内に給料が発生するべき」というものだった。 我々の業界は常々こういった「勉強」を起点とした話題で熱くなりがちである。 人間は本質的に仕事が好き(嫌い)であるマクレガーという心理学者で経営学者の人が、XY理論という説を提唱した。 X理論=人

          「エンジニアは学び続けるべきか」論争の無意味さ

          フリーランスやるなら一度は確定申告で地獄を見たほうがいい

          そろそろ毎年恒例、確定申告を考え始める季節になった。 とはいっても、自分は法人なので考え事のメインは決算申告だ。ふるさと納税や医療控除があるので確定申告するものの、基本的にはサラリーマンとしての+αな控除を受けるための措置に過ぎない。 この記事で書きたいのは、そういった「ちょっとお得になる情報」ではなく、フリーランスエンジニアなどの個人事業主における確定申告の話である。 自分で確定申告をやる意義確定申告するとなると、いくつかの選択肢がある。 税理士に頼む 自分でやる

          フリーランスやるなら一度は確定申告で地獄を見たほうがいい

          5年間バーテンダーをして得たスキル

          プロフィールとしている以下の記事にも書いたが、自分は18歳〜23歳まで大学生活の傍ら、バーテンダーとして働いていた。(週6日労働で生計を立てていたのでもはや本業) 34歳の今、振り返ってみるとその5年間で得られたスキルは大いに社会人生活に役立っていると感じる。 現在大学生でバーテンダーのアルバイトをしようか悩んでいる人向けというひたすらニッチなターゲットで得られたスキルたちについて紹介しよう。 ただし、最後にその理由を書くがこの記事では決してバーテンダーとして働くことをお

          5年間バーテンダーをして得たスキル

          高いレーシックを受けて1年が経過するのでその後を書く

          去年の1月、レーシック手術を受けた。 本当はICLにしようと思ったが、ICLより適用できるからもうちょい安いレーシックのほうが良いよ、と医者に言われレーシックになった。どうやらICLはレーシックが無理な人に向けたもののようだ。 術後1年が経過したので、その後を書いてみる。 結論から言えば、快適でとっととやっておけばよかった。 高いレーシックと安いレーシック医師ではないので、高いレーシックと安いレーシックの違いについて説明はできない。 ひとまず、自分が受けたのはその病院で一

          高いレーシックを受けて1年が経過するのでその後を書く

          平成生まれ社会人に捧ぐ。この社会でのシンプルな勝ち方

          2023年もついに最後の日を迎えた。この一年もまた、目まぐるしく自身の人生に変化が起きて素晴らしいものだったといえる。 そんな年の瀬に辛辣な投稿をして、今年のnoteを締めようと思う。(本当は昨日には書き上がっていたが公開忘れてた😇) この記事は主に20代の平成生まれの方向けです。 書いている人間は平成元年生まれですのであしからず。 先日、某大手求人サービス運営企業の方と話す機会があった。 同席者も人材系上場企業のマネージャーだ。単に気軽な紹介、という情報交換の場。 彼

          平成生まれ社会人に捧ぐ。この社会でのシンプルな勝ち方