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コトタマTalk【波の穂】

古事記の記載の中に出てくる言葉で「波の穂」というのがある。
『三毛沼命は波の穂を踏んで常世の国に渡り・・・』と書かれている。
波の穂(ナミノホ)、もしくは、波穂(ナミホ)と呼ばれ、別な言い方では、波頭(ナミガシラ)とも言う。
穂とは稲穂を意味する言葉であり、この稲穂は花を意味づけしている。
なので、穂=稲穂≒花。
従って、波の穂=波の花。
波の作用によって、波の先端部分(頭の部分)には小さな泡(アワ)ができる。
ちょうど波の先に花が咲いような現象は、冬の厳し環境の中で日本海側の海では良く見られる光景の一つでもある。
この波の花は、別名では「お塩」を意味する言葉でもある。
塩(シオ)はシオンを意味する。
波の穂=波の花=お塩=シオン。
「シオンの地を踏んで常世の国に渡り」と言う解釈となる。
また、波の穂、つまり波頭にできるのは、泡(アワ)であることから、阿波を隠蔽し、その阿波とは、五十音の「コトタマ」をも意味重ねているのかもしれないですネ。

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