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コトタマTalk【日本の異称・異名】

日本の異称・異名(呼び名)は数々ある。そもそも異名とは、本来の名前以外の名前で別名とも言う。

・日の本(ひのもと)
・倭国(わこく)
・大和(やまと)
・倭(やまと)
・敷島(しきしま)
・秋津島(あきつしま)
・蜻蛉島(あきつしま)
・豊葦原瑞穂国 (とよあしはらみずほのくに)
・大八州 (おおやしま)
・皇国 (こうこく)
・祖国 (そこく)

などなど、他にも実に多くの異名がある。
名は体を表すと言うが、日本は実に多くの体があるのでしょうね。
特に注目すべきは、蜻蛉島である。
古事記の中では蜻蛉島を「あきつしま」と読ませている。
秋津島(あきつしま)とは日本の異名でもあり、トンボのことを秋津(あきつ)と呼んでいる。
トンボは漢字で蜻蛉と書く。
なので、蜻蛉島は「とんぼじま」と読むのが正しいところ、それをあえて古事記では「あきつしま」と読ませている。
そもそも蜻蛉を「とんぼ」とは読めない、
蜻蛉=せいれい=精霊。
つまり、あきつしま(蜻蛉島)の異名を持つ日本は、精霊島であるということ。
お盆に帰ってくる先祖の霊をお精霊様として供養することからもわかるように、精霊には、死んで甦りの意味が含んでいる。
日本の異名が多いのは、まさに多くの歴史を経ている証しなのかもしれませね。

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