東京オリンピックこうすればできる:パート3

テーマにかかげておいて何ですが、最初に申しておきますが、昨今の新型コロナウイルスの状況から私は今年の東京オリンピックは中止したほうがいいと思っていますのでお見知りおきを。それでもこうすればできるのではないかということを書いて、予想があたることを目標にしているわけです。


さて、今回は競技の開催方法について書こうと思います。先日池江選手が50メートル自由形で国内2位となり感動を呼びました。冒頭で東京オリンピックは中止すべきと申し上げていても、やっぱり一国民としては池江選手をオリンピックに出してあげたいと思う訳です。そこで、トップアスリートのためにどうしたらオリンピックが開催できるかを考えます。決して森や電通やJTBのためではありませんので誤解のなきように。


まず、ずばり、今年の東京オリンピックは場所と時間にこだわるべきではないということです。冠は「東京オリンピック」とし金メダルの栄誉は選手に与えますが、「開催都市で2週間」という従来の常識を取り払うべきでしょう。すなわち、「できる競技を」、「できる時間に」、「できる場所で」、「できる選手で」、行うということです。「TOKYO2020」でなくなったいま、「2021」でも「2022」でもいいではありませんか。ですので、東京を舞台にする競技がありつつ、いっそ海外で行う競技もでてきてもいいと思います。具体的には各種スポーツ団体が競技日程のイニシアチブをとって開催するのです。ですので、乱暴な話テニスであれば今年のウィンブルドン選手権を東京オリンピックにするのです。選手はウィンブルドンで勝利すると同時に東京オリンピックの金メダルが授与されるという高いモチベーションで試合ができます。2020年から2021年にかけて、意外といろいろな競技が無観客や隔離をしながらも開催されているのを目の当たりにしました。ゴルフや卓球やバドミントンやテニスなど国際ツアーが開催されている競技はツアーの一つに組み込むべきです。一方、陸上、水泳、体操などについては、性質や施設を考えると東京で開催してもいいと思います。ただし、同一都市では同時期に開催するのではなく、陸上は9月、水泳は10月、体操は11月という風にずらすべきです。それにより、感染者の流入や医療への負担も減ると予想されます。で、前回も描いたように新興スポーツやマイナー競技は非常に残念ですが今回は中止とします。ただし、競技団体が海外で行う場合はその限りではありません。サーフィンやヨットをハワイで行ってもいいと思います。


新型コロナウイルスは残念ながらグローバルな、人類共通の問題となりました。しかし逆転の発想をすると、世界中が苦しんだからこそオリンピックを従来の型にはめずに、グローバルに展開する、世界中でオリンピックを開催するのも一案と思うのです。


ただし、この方法には各種競技団体にはもちろん、放映権、ボランティア、現地の医療についても相当な根回しが必要です。しかしこういうシミュレーションをはたしてIOCやJOCは考えたことがあるのでしょうか?考えもつかないでしょうかね。素人にも思いつくような妙案なわけですが、アスリートファーストを掲げるのであれば手前味噌ながら検討すべき方法と思うのですが、みなさまいかがでしょうか?


予想よ当たれ!!