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神戸の中華(県庁前のシチュー焼きそば)

こんにちは。今日は不動産の話を離れて、神戸が誇る中華(特に広東料理)に付いて触れたいと思います。

皆様ご存知の通り、中国料理は上海、北京、広東、四川と大きく4分類されています。なかでも神戸中心地の人気店は、実に8割以上が広東系。女性や子供でも馴染みやすい、あっさりした味付けで、リーズナブルなランチにしやすい庶民派です。たなかが、何回かに分けて、神戸独自の広東料理を紹介させて頂きます。

一番手はシチュー焼きそば。神戸では焼きそばにシチューを掛けてしまいます。と言っても、クリームシチューとかビーフシチューではありません。神戸のシチューは牛バラ肉を中華スープとスパイスでトロトロに煮込んだもの。それを青菜と炒めてあんかけにしたものを、焼いた麺に乗せた逸品。

いただくのは中山手通の良友酒家。元町から北へ10分弱上がった山手幹線沿いにあります。鯉川筋にある神戸中華の雄、群愛飯店から独立した実力派です。

円卓に座り、中国茶をすすりながら、牛バラシチュー焼きそばを頼みます。時間は12時半。一人客の円卓はたなかを含めた3人。ほかのふたりは、無言で食事をしています。ただ、彼らがお茶をいれたり、調味料を取った後、必ずお茶と調味料は、食べ始めのたなかの前でピタリと止まります。さりげないこの気配り、一級円卓士たちと出くわしてしまったのかも知れません。

牛バラシチュー焼きそば1,080円

来ました。牛バラシチュー焼きそば。まさに肉ゴロゴロです。文句なんか言わせないビジュアル。麺が独特で、すごく細い麺を揚げたような感じなんですが、シチューとなじんで、皿うどんのような、固めの焼きそばのような、パリパリ、もさもさ、すすれるような、すすれないような、とにかくびっくりする位美味しいです(語彙力)。

具材にもテンションが上がります。大きな肉をがぶりと噛めば、脳から快楽物質が出るのがいやでも分かります。この久しぶりにしっかり肉を食った感。しゃきしゃきの青菜を交互に食べ、途中でお酢を回し掛け、辛子を入れたら、あっさり仕様に味変です。たなかがあと10年若ければ、白飯を追加注文していたのに…。そんなこんなで、ズルズル、ガツガツ、無我夢中で食べてしまいました。

こんな全国ランカーレベルの逸品が1,000円ちょっと。昼時でも並ばずに食べられる神戸の中華。その実力はまだまだこんなものではありません。また、拙い語彙力で、この街で食べられる中華の魅力をご紹介出来たらと思いますので、よろしければお付き合い頂けたら幸いです。それではまた、よろしくお願いいたします。


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