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Bリーグ試合レポート:2/12 秋田vs横浜

皆さん、こんにちは、こんばんは。現役実業団バスケ選手のひかるです。この記事では実際に現役バスケ選手がBリーグの試合を観戦し、「現役バスケ選手視点で見るバスケの面白さ」を発信しています。

今回は2/12(水)に開催された【横浜vs秋田】の試合です。

●水曜日開催の難しさ

今年に入って何回か水曜開催の試合を見させてもらったのですが、各チーム各試合に共通している事があって、それは「選手の足が重そう」と感じた事です。うまくコンディションを調整できてないんだと感じました。

その証拠にこの試合、ファールとターンオーバーがかなり多かったです。ファールの数は横浜で25、秋田で27、これは各クォーターで5個以上ファールしてる計算になります。(ちなみにファールゲームはなかった試合でした。)

皆さんに知識を1つお伝えしたいのは、ディフェンス頑張りたいんだけど足が動かない、という時は手だけでディフェンスしてしまうので、ファールが多くなりがちです。

ターンオーバーの数も横浜21、秋田14。さらに、あともうちょっとでターンオーバーというプレーが感覚的に多かった気がします。

Bリーガーの知り合いから聞いたんですが、通常の土日開催だと1週間のスケジュールはこんな感じ。(アウェーの場合)

月:OFF
火:練習
水:練習
木:移動、練習
金:練習
土:試合
日:試合

今回秋田の場合で言うと、先週の土日で大阪で試合をしていますので、そのまま横浜に入った可能性が高いです。(仮に一度秋田帰っても、月or火で横浜に移動する必要がある。)

こうなってくると、きちんと休みが取れないわけです。通常なら火水でコンディションを上げつつ現地に移動して調整というリズムになります。

なんでBリーガーでもないお前がわかるんだ!って声が聞こえてきそうですが、実は大学時代に経験してるんです。

僕らが大学3年の時だったと思うんですが、初めて水曜開催が導入されました。その時にコンディション調整は難しいと感じましたね。

僕は別に水曜開催を否定してるわけではありませんが、こういった事実があることを応援してる皆さんには理解していただきたいですね。

●秋田のファストブレイク(速攻)

年々選手の平均年齢が若くなってる秋田、今年も特別指定選手を3人獲得してさらに若くなりました。

これを武器にした激しいディフェンスからのファストブレイク(速攻)。今年は去年以上に目立ってると思います。

僕は秋田のファストブレイクって何がすごいんだろうって見てたんですが、1つ見つけました。

それは外国籍選手が先頭を切って走ること。

自分センターやってた事あるんでこの大変さがよくわかるんですけど、ファストブレイク走る前ってリバウンドするじゃないですか?激しく体をぶつけてポジション確保してるわけですよ。そこからのダッシュ。しかも先頭を切るということは、ただ早く走るだけでなくタイミングよく走る(味方が取れることを想定して見切り発車する)事が求められます。(ああ、想像するだけできつい。)

これやると利点があって、ファストブレイクで秋田の外国籍選手に日本人ガードがマッチアップしないといけない。いわゆるミスマッチです。

ガードって基本的にセーフティ(相手のファストブレイクを抑えるためにリバウンドに絡まず自陣まで下がること)をしてるんですが、だいたい170-190cmがほとんど。そこに2mの選手が突っ込んでくるわけですから、ファールくらいしかできないですね。

これが秋田のファストブレイクの強さなんだろうなと感じました。

●4Qの明暗を分けたのは「ターンオーバー」と「秋田のファストブレイク」

これまで説明した2つが見事にハマったのが第4Q。

横浜のターンオーバーに関していうと、コーチの交代も響いてチームが成熟していないからだろうと感じました。秋田の激しいディフェンスで横浜のチームオフェンスができていない時に、個人がバラバラの動きをしていたからです。例えば、1人の選手がドライブしてるのにセンター同士でスクリーンを起こしてドライブのスペースを潰す、といった感じですね。

そこを見事に逃さなかった秋田のファストブレイク。日頃から走り込んでないとできないことですね。さすがだなと思いました。

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いかがだったでしょうか。この記事で少しでもバスケ詳しくなった!と思っていただける方が増えたら嬉しいです。

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