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『作家と一緒に成長していきたい』Proto 器とタカラモノ店主“樋口 嶺”さん

蔵前にある『Proto 器とタカラモノ』店主“樋口 嶺”さんにお話しを伺いました。

プロフィール
出身地 

千葉県
活動地域
蔵前(東京)、鎌倉(神奈川)を中心に日本各地、世界各国で活動中
現在の職業
“Proto器とタカラモノ”店主
活動経歴
大学在学中に、世界一周へ。その中で、日本の良さに気づく。大学卒業後は日本の食材や工芸品を扱っている雑貨店に勤務し、接客の面白さに触れ、独立を決める。現在は、東京蔵前にある“Proto 器とタカラモノ”を開業。今年8月には鎌倉に店舗をオープン予定。

ギャラリーを始めた背景とは・・・

記者:現在どのような方針をもって、どのような活動をしていますか?
樋口 嶺さん(以下、樋口敬称略)
:今は、ここがすべてですね。ここ『Proto 器とタカラモノ』では、作家さんの作品を紹介してます。月1で個展を開催しているので、作家さんの工房に行って、実際に話を聞いたりしています。また、オンラインショップの運営もしています。

今年8月から鎌倉にお店をオープンするのでその準備もしています。今、母親と一緒に仕事をしていますが、鎌倉の店は母親の夢なんですね。一緒にオープンの準備をしています。

器は色んなところで買えるけれど、ここにしかない価値を提供できるように、唯一無二の意識でやっています。今は、インスタグラムなどを見てくれて、世界中からも問い合わせが来るようになりました。世界中どこでも、欲しいと思ってくれる人に作品を届けたいと思っています。

記者:活動のきっかけは何ですか?そこには、どのような発見や出会いがあったのですか?
樋口
:大学は国際関係学部で、世界一周をしている人とか、英語がペラペラな人とかがいました。自分は、大学生の時は、特に何もやりたいことがなかったんですね。ちょうど就職率もよくない時期でもあったし、大学でサークルの部長とか何かやりましたという事もないし、大学を休学して世界一周をしたんです。そこで、日本の文化の凄さに気づき、民芸をやろうと思いました。将来は自分の店をするのもいいかなと思ったけど、まずは日本の食材や工芸品を扱っている雑貨店に勤めることにしました。そこで、接客の面白さに出会いました。

メーカーの社長さんなどが実際に店に来て、試食販売をするんですね。それは、社長の関係性から繋がっていて、土日はさらにお客さんも来て、関係性が繋がっていくことが楽しかったんです。店をやることは経験を積んでやることだと思っていたけど、働いているうちに簡単なのかもしれないと思うようになりました。商売の仕組みもわかり、2年ほどで百貨店は辞めて、自分の店にチャレンジすることに決めました。

作家と一緒に成長していきたい

記者:どのような夢をお持ちですか?
樋口:作家さん一人一人を稼がせてあげたいという気持ちが強いですね。今は、日常生活で使えるものが売れるので、そこまで単価を高くできない。だから、有名な作家さんでもそこまで儲かっていなこともあるんですね。作家さん同士のご夫婦で、子どもがいないご夫婦もいます。お二人で選んだ道ならいいけれど、生活を考えて子どもは無理だよねというのだったら悲しいなと思っています。作家さんたち一人ひとりが、人生を選べるくらい稼いで欲しいんです。お客さんは、この作品を凄いと言って買ってくれるのに、作家さんの生活が貧しかったら悲しいですよね。

だから、僕ももっと売っていかないといけない。そのために、マーケットも広げたいし、僕自身ももっと成長していかないといけない。特に、ここでは若手作家さんの作品を主に扱っています。彼らと一緒に成長していきたいですね。

記者:作家さんのことを心底考えている姿が伝わってきます。お客さんに、作家さんについて丁寧に伝えている印象を受けます。
樋口
:今は何でも買える時代ですよね。実店舗でやるには、付加価値を付けないと意味がない。商品の機能やきれいな面などを提案するのは、今までの接客のスタイルだと思います。うちはブランドではなく、作家さん一人ひとりが作っているので、作家さんがどんな人かまで伝えるのが価値だと考えています。メーカーのように同じものを作ってたら、もっと安くはできます。でも、商品を買って帰って、それを使う時に、作家さんの顔まで思い出す。それが、こういう店をやる意味だと思っています。

Q.最後に読者の方にメッセージをお願いします。
樋口
:ぜひ作家さんが作ったマグカップで飲んでみてください。作家さんが作ったマグカップだと、生活に取り入れやすいかなと思います。そうすると、作家さんが作った物の良さがわかると思います。
作家さんが作ったものは、一個一個作品の表情が違います。それを使っていくうちに、自分の器になってく感覚があると思うんです。大量生産だと割れたら買い直せば良いと、あまり思い入れが入る余地がないかもしれません。それが物凄く悲しいんですね。作家さんの作品を使っていくうちに、どんどん思い入れや愛着が湧いてくるはずです。ぜひ作家さんが作ったマグカップで飲んでみてくださいね。

記者:樋口さん、今日は本当にありがとうございました。

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樋口嶺さんについての詳細情報についてはこちら
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編集後記
今回インタビューの記者を担当した田中、坂中、竹内、西尾(カメラ)です。ヒノキの香りと、こだわりのある作品たちに囲まれ、たいへん和やかな中でのインタビューとなりました。お話を伺ってから、ギャラリーを見ると、樋口さんと作家さん、樋口さんのご家族との“信頼関係”によって繋がっている作品(=タカラモノ)たちに囲まれていたことに気づかされました。作家さん一人ひとりへの思い入れが深く、「作家さんたちと一緒に成長していきたい!」という熱い想いも印象的で、今後も樋口さんのご活躍を応援したいと思いました。貴重なお話をありがとうございました。

この記事はリライズ・ニュースマガジン”美しい時代を創る人達”にも掲載されています。




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田中佳奈江

今からの時代の生き方のモデルとなる人達に出会いたい! 美しい時代をつくる人たちにインタビューをしています。

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