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カップの10(2019年4月2日)

今日のカードはカップの10です。

カップ水の元素情緒感情を表し、結合力目に見えない領域、なども表します。

10の数字は、1と0組み合わせです。
が表す輪っかの中がいます。
とははじまりを表し、まだこの世にないもの、など具体性のないものです。
この1が0という環境の中始められるということは、より具体的であると言えます。

水が、器がなければ広がり腐り消えてしまうように、私たちは活動の場を与えられることで満たされます。
それは限定された環境があるから活動が生まれる、ということでもあり、他の異質なものを入れない、という意味にもなっていきます。

占星術でも、10ハウス社会における頂点的な場所を表していて、それは環境に閉塞するという意味も持っています。
カップの水が腐らないように、なにかアクションを起こしたいけれど、環境から抜けられないような意味もあります。

ではサビアンシンボルを見てみます。
水の元素の10度です。
蟹座10度「完全にカットされていない大きなダイヤモンド」→「ふんわりとした印象の余計な部分を削り言葉にし伝えようとする」
蠍座10度「親睦夕食会」→「真に自立した者同士に真の共感が生まれる」
魚座10度「雲の上の飛行機」→「目に見えない象徴に自分自身を同一化する」

水の元素が象徴する「印象」「共感」「象徴」において、環境との理想的な関係が築き上げられています。
能動的であり、環境の中で満たされている様子がうかがえます。

カップの10は、「安心安全な環境の中で心が十分に満たされている」という意味ということです。
心が満たされる条件は人それぞれです。
人との結びつきによる満足感や、理想的な家に住んでいるという満足感など、様々でしょう。

ちなみに今日のサビアンシンボルは「成功しなかった爆弾の爆破」。
これは「自分自身では期が満ちたと判断し世に出そうとするが、時期尚早で不発に終わる」という意味です。
このサビアンシンボルのおもしろいところは「不発弾を爆破している」というところで、いずれは爆破するのだけど、それは自分の力であったり自分のタイミングではないかもしれない、ということです。
つまりここで生まれたアイデアはとても貴重だということです。

カップの10に爆破の意味はありませんが、不発弾と言う意味はありそうです。
不発弾の中には思いやアイデアが満ちています

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