異形の普遍的姿

夢には見たことのない、ありえない姿の存在が登場するものですが、これもまた夢を見る人が持つ情報によって構築されているものです。とはいえ個人を越えていくと、人類が共有する情報を使うことになるので、誰が見てもシリウスと言えば「こういう姿」となります。私の場合、夢に登場する異形に対して、「だいぶデザインしちゃったなー」と感じることもあれば、「これは本質に近い姿だな」と思うこともあります。

妖怪が出てくるような物語で、ある人は一つ目に出会ったと言い、ある人は頭だけお化けに出会ったと言い、ある人は魚人がいたと言ったりするように、同じ存在を見ても異なる姿に見えるものです。夢に登場するこういった存在にも、普遍的な姿があるものです。

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