追い詰められないと書けないんだなぁ。
私は書くことを生業としていない。趣味であり自己満足である。
締め切りなどなく、思いついたことを思うままに書くことができる。
だからこそ、好きでないと、書かねばと思わないと書けない。
12月に仕事を辞め東京から広島の田舎に帰った。いろいろとバタバタしていたし、懐かしいいろんな人間にあった。
1か月の無職の期間、走馬灯のような日々を過ごした。
時間はたっぷりあった。ゲームもほとんどしていなかったのでとにかく無限に近い時間があったのだ。
しかし書かなかった。
今まで仕事をしつつ、出張先でも何か思いついたら書いていた。どこかに出していなくとも、PCに眠らせることになっても書いていた。
にもかかわらず、ここ2か月弱一文字たりとも文章という文章を書かなかった。
中2からの8年間、己の歴史を黒に染めてきた男が一切書く気が起きなかった。書くということを忘れてさえいた。
何となく自分は老人になってもトンチキな文章を描き続けて、死ぬまで歴史を黒く塗りつぶしていくものだと思っていた。
書かなきゃ書かないで生きていける。あれほど毎日飲んでた酒も飲まないで良くなった。
いい事なのかもしれない。ただ1つ飢えを失ったこと以外は。
ただの趣味のひとつに飽きてしまっただけの事かもしれないが、その事実が酷く私を絶望させた。
この文章はその絶望が捻り出したものである。
願わくばこれが最後になりませんように。
活動の糧にします。次はもっといい記事を