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Fラン大学出身者が、 誰もが知る人気企業に入社するまで(入社する方法) 5/6

「誰もが知る人気企業B」での選考は、
1、エントリー
2、SPI
3、面談1(マネージャークラス)
4、面談2(部長クラス)
5、最終面談(役員クラス)
という5段階になってました。
恐らくSPIはほとんど考慮されてないんじゃないかなぁと思いました。

SPI受けた時も3徹後とかで、
一切頭回りませんでした笑

そして1回目の面談を前に、
改めて自分がなぜ面談してもらえるのかを考えました。

学歴もなく、頭もよくなく、
社会人として輝かしい職歴を残している訳でもない。
恐らく自分が評価された点、
それは【Fラン大学】×【テレビ製作会社】の異様感だと思いました。

それ以外思いつきませんし、
ある意味狙い通りだと。

その為面談は、
「自分がいかに優れた人間か」をアピールすることは一切せず、
・Fラン大学でこんな笑える経験してきたよ!
・製作会社ってブラックなイメージあるけど、
 それ以上に現実はすごいよ!
 でも仕事はすごくいい経験できるよ!
 んで尋常じゃないくらいの忍耐力つくよ!
ということをストレートに伝えることにしました。

いざ面談が始まったところ、
私は確信しました。
「あ、この会社くるってるな(誉め言葉)」
「この会社の採用基準に常識は通用しない」
と。

手ごたえがあった訳ではないですが、
一筋の光の筋が少しずつ大きくなってる・・・
そんなような心境でした。

そして面談は進んでいき・・・

遂に最終面談となる役員面談へと進むことになりました。
連絡をもらった時はうれしさと同時に、
今後の人生を左右する可能性のある面談となることに、
恐怖すらも感じました。

そしてこの最終面談は、
時間変更不可の日時指定で、
日時が伝えられると、私は青ざめ、そして震えました。

なんと最終面談の日時は・・・
私が現場の進行一切を取り仕切る予定になっている、
「町ロケ」とドンピシャ被ったのです。

※「町ロケ」とは、町を舞台にテレビの撮影をすることです。
 最近多く見かける「町ブラ」とかがそうですね。

しかもロケに参加するのは、
誰もが知っている人気芸能人。
当然失敗は許されるはずもなく、
私以外の代わりになる人員もおらず・・・。

いや本当に頭が真っ白になりました。

当時を思い返すだけで吐きそう…。

しかし1つだけ、
その町ロケには奇跡とも言える状況があったのです。

それはなんと…

ロケ場所が、面談しに行く場所、
つまり「誰もが知る人気企業B」の本社があるところだったのです。


Fラン大学出身者が、
誰もが知る人気企業に入社するまで(入社する方法)6/6最終回に続く

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