上手くなるにはナニが必要 中級編②



 第二回はズバリ『得意と苦手を知る』である。

 これは今現在の自分を見返すという部分ではとても重要になる。この二つを再確認すれば自分がどんなサッカー選手であるのかがよく分かるだろう。


 得意からいってみよう。それは好きなプレイであったり、自分の自慢の武器であったり、練習して得た自信を持っているモノだったりと色々あるかと思う。

 ではまずそれがなぜ得意になったのか再確認してみよう。そのなぜが分かったのなら新たな得意が増やせる可能性がぐっと増えてくる。

 そしてその得意をもっと磨こう。なんなら誰にもこれは負けないと言えるようになれればどんな相手にだって勝負していけるだろう。

 だがそ得意な事はただやればいいってものでもない。どんな事でもそうだが使いこなしてこそ物事は100%の力を発揮できる。その為にはやはり理解が必要だ。

 工夫して、改良して、実践して、考察して、分解して、修正して、挑戦してまた最初からやり直す。

 練って練って練りまくった先にいつか『確固たる自信を持つ強さ』を手に入れる事が出来るだろう。


 次に苦手だ。ぶっちゃけ苦手なことはそのまま弱点となりがちだ。ここは何としても修正したい箇所だ。

 これは簡単で二つのことを気にすればいい。

 一つ目。『なにかの原因がある』姿勢が悪かったり悪い癖が身についてしまっていたり、あまり分かっていないままなんとなく実践してしまっていたりなどがよくある事だろう。

 一番簡単に解決する方法としては、その苦手な行動をしている様子を動画にとって自分で見てみよう。自分の動きが適切かどうかというのは動きながらでは判断しずらい。ダンス系統の練習場には必ずと言っていいほど全身が映り込む鏡が設置されている。自分の動きを自分で見るというのはそれだけ効果的なことなのだ。


 二つ目は『何かが足りていない』だ。そもそも成功させる為に必要な何かが足りていないから失敗したり勝負しても負けてしまったりしてしまう。

 じゃあ何が足りていないかを知るには苦手にしている自分とそれを得意にしている人を比べてみよう。自分には無くて相手にあるものが分かればそれをどんどん取り入れてみよう。

 他にも得意な人に直接コツを聞くと言う手もある。監督やコーチ。先輩やチームメイトに頼るのはある意味上手くなる為の近道ともいえる。


 正直なところこの部分は性格や資質に関連することなので早めに向き合って欲しい事柄だ。自分を知るという事は自分の可能性を知るという事でもある。

 自分を知り最大効率で自分を強くしていこう。

ご満足頂けたらそのお気持ちでお願いします