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鼻息はエロい

あなたの鼻息は大きいですか? それとも小さいですか? 普段から鼻が詰まっている人は鼻息が大きくなる傾向にあるようです。職場で仕事をしていると、近くの席からやたらと荒い鼻息が聞こえてくることがありますが、それはキーボードの打つ音よりも大きく聞こえ、そして鼓膜に突き刺さるような鋭さを持っています。鼻息が荒い動物には近寄りたくない、それが人間の性でございます。仕方がないのでございます。鼻息といえば威嚇の合図です。鼻息を荒立てたイノシシの絵を見たことがあるでしょう。人間も興奮し、騒ぎ立てた後には鼻息を荒立たせます。鼻息、それは攻撃と敵対の証。

我々は鼻息に興奮します。鼻息、それはエロティシズムの権化。相手の性的興奮の象徴。唇と唇を触れ合わせ、舌を少しずつ突き出し、お互いの前歯をなめ合いながら、少しずつざらついた膜を絡め合います。アダルトヴィデオではヴェチャビチャなどと音がすることもありますが、ピチャピチャと静かに触れ合うだけで十分でございます。そのとき、二人は口から新しい空気を吸うことができません。酸素よりも唾液の交換のほうが先決です。必然的に鼻で息を吸うことになります。「スーハースーハー」と鼻から出てくる息を、お互い顔で感じ合います。それはとても温かいもの。男性の棍棒が女性の肉壷で感じる熱さは身体を融解させてしまうほどのものですが、人間の内部から吐き出される息の温かさはそれに負けず劣らずといったものでございます。

次第に片方の口が頬を唾液まみれしながら、耳へと近づいていきます。耳は性感帯として有名な場所でございますが、ガサガサ、グチュグチュという音が中耳のすぐ外側で広がっているとともに、「フーフーハーハー」という温かな鼻息が外耳付近で強く感じられます。これが、生命の、息吹だ。宇宙人も味わったことのない快感。「フーフーハーハー」「ガサガサ」「グチュグチュ」という音と熱の協奏曲。二人の性器付近はいづれも大変なことになっているでしょう。じわりじわりと濡れてくる二枚のパンツ。

さて、全く話は変わりますが、今年も野球のシーズンがはじまりましたね。中日ドラゴンズに松坂大輔投手が入団しましたが、中日では活躍できるのでしょうか。福岡での失態は一部で「投げる違和感」と言われているとかいないとか。違和感が投げてはいけませんが、プロとしてそれはどうなのという話ですよね。以前の中日には、同じように怪我と違和感で全く働かなかった川崎憲次郎という選手がいまして、激怒した2ちゃんねらーがオールスターに選出してしまい大問題になったという出来事がございました。トラウマ級の出来事です。その後も川崎はいっこうに働かず、ある年、落合監督がなぜか開幕投手で使い、広島の黒田(メジャー行く前)と投げ合って川崎速攻降板しかし中日勝利という奇跡が起きたこともありました。

激怒した5ちゃんねらーが松坂をオールスターに選ばないよう、祈るのみです。まったく無意味な話を読んでいただき、お疲れサン!

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