Autumn Leaves(Practice)

うちの教会では、イベントとして、いわゆる「オープンマイク」が不定期に開催されます。撮影して演奏すると、そういった「ご聴衆」の前で演奏する時の緊張感とまったく同じではありませんが、ある程度の緊張感のなかでミスなく最後まで弾こうとするので、オープンマイクぐらいの、ほんの余興程度へ向けた練習にはちょうどいいです。

 アメリカにおいてジャズのスタンダードナンバーとなった”Autumn Leaves”は、もとはフランスのシャンソンで、原題は Les Feuilles mortes というタイトルです。”Autumn”ということから、日本語タイトルでいうと『枯葉』ということから「秋」のイメージがいたしますが、日本の俳諧世界の「歳時記」において「枯葉」は「冬」の季語に分類されます。
 欧米といっても、フランスとアメリカでは地理的に離れていますが、欧米と日本の風土の、その季節感の違いが表れているのでしょうか。なにはともあれ、夏の連日続いた暑さがウソのように、めっきりと寒くなってまいりまして、アンニュイなこの曲を聴きたい弾きたい折と相成りました。

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