たのうた

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たのうた1stアルバム「思い返し」セルフライナーノーツ

1.composing... まさに作曲中というピアノと軽く歌うでたらめ英語、鉛筆で歌詞を走らせる音。 これは2曲目の水の街へのつながりを作る為にも作った。 2.水の街 このアルバムの核となる曲。 制作は10年以上前のものになる。 アレンジも当時からほとんど変えず、コーラスも当時のままで再録音はしていない。 当時は水に関する曲ばかりを作っていた。 この曲は想いよりもイメージが先行してできた。 純すいで小さな雫は光を受けどんな色にでもなり世界を彩っていく。 これから生まれてくる命が安心して優しい世界で羽ばたける究極の願いの歌。 Aメロの声の質感はドライにするかリヴァービーにするかで最後の最後まで揉めた。 「深く深く潜って泳いで流れて生まれて会いにきた」のところでは最初はもっと美しいアレンジだったが、もっと汚い音を入れて欲しいとアレンジ担当の相方に頼み翌日には私が思った通りの美しい中にグロさがあるアレンジに仕上がっていてすごく嬉しかった。 絵を歌にするように作った曲だが、振り返れば輪廻転生をも連想させる曲になったことには驚いている。 そしてどこまでも全ての人を肯定する優しい曲になったと思う。 最後に「君を抱きしめるよ」という歌詞で締め括れて本当に良かった。 3.Happy Birthday 軽快な8ビートがドスドスドスと力強く進む足音のように聞こえる。 ちょっと忘れたが、アレンジはビートルズの何かの曲っぽい感じでお願いした気がする。 説明が要らないくらいストレートに書いた歌詞だと思う。 こちらも10年以上前に作った曲でアレンジもコーラスもほぼそのままになっている。 この歌詞は人生で一番しんどかったんじゃないかな? という時に書いた。 でも、どんなことがあったって自分が自分を諦めることはできないんだなぁと思った。 どしても顔を上げてしまう自分に気づいていたから。 だから前へ進むその一歩の為にこの曲を作った。 自分が決めれば何度だってその時がバースデー。 良い心で一歩を踏み出そうとしてる人へ背中を押せる歌になるように。 手加減抜きで歌った。 だからちょっと声色が深すぎたかな??と、思うところもあるが、気持ちがまさったいい歌になったと思う。 4.ブーケ 以前、バンドをしていた頃に爽やかな曲をやりたいと思い作った曲。 いい時もあれば悪い時もある。 それは変わりばんこであって、その時だけがずっと続いてるわけじゃないのにその渦中にいるともうそれが全てみたいになってしまう。 ポジティブなことならまだしも。 そんな時の為にこのブーケという曲はある。 日々いろんな色の花を咲かせてる。 その花を束ねて香りを嗅いで欲しい。 今が全てではない。 これまでも咲かせてきた。 これからも咲かせていく。 たとえ滲んだ色だったとしてもそんな色もきれい。 そんな頑張ってきた自分を忘れないための歌。 アウトロのコーラスは全然関係のないところで録っていたコーラスを重ねたもの。 声が花弁みたいになっていて最初から最後まですごく気持ちの良いブーケでしかない曲になったと思った。 5.イノセント たのうた の1stシングルでもあり、MV作ったり、すごく思い入れがある。 強すぎる太陽の光にちゃんと目が開けられず表情もうまく作れない頼りなくて不器用なんだけどその時にしか無い無垢な鮮烈を閉じ込めた歌にしたかった。 相方のアレンジは私の想像を超えてその世界を表現してくれた。 すごく歌詞も気に入っていて、私がずっと表現したかった言葉を綴れた歌。 全ての歌詞が気に入っているが、特にラストの大サビの歌詞。 「大きな空に君は その腕をバタつかせ 今にも羽ばたけそうだ 白い陽に照らされキレイ 瞳の奥に焼き付いた人は眩しさを増す 推し移る時の隙間で」 この「推し移る時の隙間」これが、本当好き。 6.かけこめ 本当は漢字で「駆け込め」と書いていたが、次の曲の「わがまま」と並べた時に4文字でひらがなにした方が可愛かったのでひらがなにした。 相方が「かけこめ」もアルバムに入れようと言ってきた時は他にあるんじゃ無いか!?とも思ったのだが、結果アルバムの良いスパイスになってくれた気がする。 学生の頃は自分の意に反してまでも合わせて行かなきゃどうしようもない時があった。 そういうことが暗黙の了解であった。でもどうしても合わせられないこともあった。 その立方体がなんのことかはご想像にお任せ致しますが、それは自分と向き合う大切な箱で唯一泣いてもいい場所なのだ。 7.わがまま ガッツリとした曲が続いたので、この曲でほっと一息ついてもらいたい。 この曲は声を生っぽい感じにしたくて、空気録音したみたいに少しガサついた音にしてもらった。 アレンジに関してはあまりこちらから注文は入れなかったが、びっくりするくらいドリーミーで可愛らしく、ちょうどこの曲の少女が成長していくイメージとすごくあっていると思った。 サビなどで聞こえるトイ楽器の音も今まで遊んでいたおもちゃとサヨナラしていく成長の過程のようにも感じる。  サヨナラを決めてなお私をたくさん思い出してと言っている姿はまるでわがままな子どものようだが、このサヨナラは少女の初めての我慢のようにも感じる。 手放したくないものを手放す勇気。 自分よりも相手を思いやる気持ちが少女を成長させている。 でもやっぱり彼女が夕暮れ、晴れの日、雨の日に思い出して泣いちゃうのかなぁと切なくなってしまう。 8.この世の光 この曲は私が人生で3番目に作った曲?かな? 初めてライブハウスで弾き語りをした曲でもある。 この曲は相方がすごく気に入ってくれていて、アルバムに入れようということになった。 ピアノの伴奏も当時私が弾き語りをしていた頃のままだったりして、内心ドキドキしている。 何百年も前の星を今見ていることにすごくロマンを持っていた頃に作った。 人の目を通して焼き付いた一瞬を歌にした。 9.思い返し まるっと通して自ら弾き語り録音をしている。 20回以上やり直して結局最初のテイクになった。 この曲は私が弟と地方のライブに行った帰りの電車の中で作った曲である。 短い言葉と曲の構成ですが、聴く人によっていろんな想像が膨らんでいったら楽しいなと思う。 特に「たった3秒間のハプニング」は本当に十人十色の想像があると思うので是非自分の曲にしてもらえれば嬉しい。

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      「たのうた 」と、いう名前は約1年半前YouTubeを始める時につけた名前です。 https://www.youtube.com/channel/UCxY9pxCTsPEkhzE5BI3ZpaQ チャンネル名何にしよう?「たのうた 」と、2秒くらいでつけました。 当初たのうたの相方は「たのうた」は、ないっしょ... と言っていて、どこかで変えさせようと思っていたらしいのですが、段々とコメントなどで「たのうたさん」と呼ばれるようになり相方はもう変えられない!と、苦々しそ

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        • 「手紙」〜名曲からインスパイアされ作られた新しい物語。〜

          この物語はMr.ChildrenのAlbum『深海』の「手紙」からインスパイアされ作られたフィクションです。 拝啓、過ぎ去りし想い出のあなたへ あなたと最後にお会いしたのは、もう50年以上も前のことです。 あなたと別れ、戦地から無事故郷に帰った私は母校で英語の教師の職につきました。 驚きましたよね?どうぞ単純な私を笑って下さい。 同じ学校で同じ教科の教師になるなんて、あなたにとっては全く気持ち悪い話だと思います。ごめんなさい。 私が何故戦地から生きて帰ってこられた

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