子どもがまだ小学校の低学年の頃、『トモダチコレクション』というDSのゲームが家にありました。

マンションの部屋の中に自分で作ったキャラクターがいて、その子の生活を見ることができるというものです。

子どもが、「貸してあげる」っていうので、ドリフの人たちと、マツコ・デラックスさんと自分独自のおもしろい人達をたくさん作って楽しんでいました。

可愛くて、おもしろくて、夢中になっていたのに、ある日一日子どもがやっていたら、全員入れ替わっていてびっくりしました。

わたしが作った人達は一人も残っていなかったのです。

ガガーン。

ものすごくショックで悲しい気持ちになったけど、子どもは全然平気な顔で、「どう？」って、自分の作った人達を見せるのです。

その日から、そのゲームに触ることはなくなりました。

さみしかったです。

そんなささやかな思い出でした。