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子供に外国語を習得させるタイミング

子供に英語(母国語以外の言葉)を身につけさせることに関してはタイミングがあるそうです。私達は日本人としてのアイデンティも持ちつつ国際的に活躍できるようにと思っていた時にCISVという子供のためのプログラムを知り、その理念に賛同して下の娘の年に合わせて決めました。CISVのサイトに次のような文があります。
 
CISVの始まりと目的
 
第二次世界大戦後、アメリカの心理学者であるドリス・ アレン博士は「平和を築くための核は子どもにある」と 考えました。そしてその確固たる信念のもと、1950年に Children's International Summer Villages (CISV)を設立しました。1951年にアメリカのシンシナティで開かれた 最初のビレッジには11歳の子どもが8か国から参加し、以 降毎年世界各地でプログラムが開催されています。
 
CISVのプログラムでは、子どもたちが共に暮らすことに より人種、宗教、政治など様々な背景に関係なく世界中の 人が同じ人間として共通点が多いことを学び、互いの考え 方の違いを認め、理解、忍耐、友情、平和、人類愛の精神 を育むことを目的としています。 アレン博士がビレッジに参加する年齢を11歳に限定した のには理由がありました。まず、11歳の子どもは生理的・情 緒的に安定し、順応度が高く、家族から離れてもホームシッ クにかかることなく、もしかかったとしても、ごく短期間に 克服できることです。また、外国人に対しても偏見を持たず、言葉の壁を乗り越えてジェスチャーや絵などでコミュニ ケーションをとれるのも11歳の特徴と考えたからです。
 
*もう1つは私の地域では「つ」が付くまでは親の責任という言葉があります。年齢を数えるとき「ひとつ、ふたつ、みっつ、よっつ、いつつ、むっつ、ななつ、やっつ、ここのつ」そして10歳になると「とお」と呼びます。つまり10歳までは親の責任だというのです。これは保育園に入れたりしてはいけないということではありません。親が子供にしっかり向き合うことが大事だということらしい。食べ物の好みもその頃までに決まるそうです。
 
*また2024年2月に新聞で子供の早期教育の是非についての連載がありました。それによると外国語の取得のために小さい子を一日中外国語の環境に置くという学校があるようですがその効果は芳しくないそうです。やはり母国がある程度身について、母国語を土台に考える力をしっかりつけて、聞き取り能力も高い小学5年生ごろから学ぶのが良いと。コミュニケーションに大事なのは話す内容。発音や聞き取りは後からいくらでも学べる。
 
カナダトロント大の言語心理学者が日本からカナダに移住した子供を10年間追跡調査した結果、日常会話は1年半ほどで同学年の子供並みに上達したが読解力は移住した年齢で差が出た。もっとも適応度が高かったのは小学校3年間を日本で学んで日本語の読み書き能力を習得して移り住んだ子達。英語読解力偏差値は平均1年半と言う最短期間で同学年の子供並みに追いついた。しかし幼児期に移住した子らは現地並みになるのに平均11年半もかかった。全ての学業成績が良かったのは中学から行った子達だそうです。CISVの理念を裏付けるデータですね。

こういうことを踏まえて、長女が中学、次女が小学5年生になるタイミングでの子連れ留学を決断したのでした。

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