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音楽という気分のバロメーター

この四週間ではじめて上向きな気持ちで音楽が聴けた。最近は何を聴いても気持ちが落ちて、それが悲しみに浸る口実のようで嫌だった。でもようやく前向きな気持ちが湧き、お気に入りの曲を聴いて気分が高揚した。病気の診断をされる前なら「憂鬱な時期が終わったんだ」と喜んでいただろう。でも今回は不安が頭をよぎる。鬱は抜けたが躁が近いのではないか、自分が今サイクルのどこにいるか確信が持てなかった。同じ病気の人が話していたことを思い出す。双極性だと診断されると全てを躁と鬱に分ける必要に駆られるが、本来はその軸だけで判断できる物事は少ないのではないか、という言葉。確かに全てを二軸で捉えるのは違う、でも一方で自分には状態を判断する物差しがまだ足りない気もする。全てを把握する必要はないけど、今は少しでも手掛かりが欲しい。そんな気分だ。

田中ヤコブのボーカル、とても心地いい



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