不倫調査の報告書の正しい使い方|ソラリス探偵事務所
不倫調査をすると『報告書』にまとめて渡されます。
その『報告書』の正しい使い方、知らない方、結構多いです。
それは、相手に見せない、です。
証拠は絶対に見せない
わたしは30歳代まで芸能プロダクションで働いていました。
タレントが週刊誌に撮られた場合、一応事前に、出版社から芸能事務所に報告があります。
「撮ったので載せます」という事実だけが伝えられます。
撮られたことがわかっても、いつどこで、どんな写真が撮られたのかはわかりません。
まさしくこれが、不倫の報告書の正しい使い方と同じです。
どうして証拠を見せないのか
どんな写真を撮られたのか知らないことは、ただただ恐怖でしかありません。
タレントさんが週刊誌に撮られでも、発売されれば、どんな写真を撮られたのかハッキリします。
ですが、不倫の場合は違います。
いつまでも公表されることはありません。
どんな写真を撮られてしまったのか、勝手に頭の中で想像させれば良いんです。
当事者にしたら、恐怖の時間が延々と続くわけです。
これが見せない理由です。
不倫調査をやる意味
どんな内容かは教えない。
なら、不倫調査をやる必要は無いのでは?
見せなくても証拠は必要です。
証拠も無く「不倫された!」と言っていたら、それは単なる妄想です。
手ぶらで身は守れない、だから不倫の証拠は必要です。
報告書の本当の使い方
報告書を使うのは弁護士です。
とはいっても、不倫で裁判になるケースはほとんどありません。
弁護士にとって、ほぼ決まっている不倫の慰謝料(裁判所が定めているのは150万円程度)にもかかわらず、裁判で長引かせるのはメリットがないからです。
だから、弁護士が入ると、ほとんどが示談で終わります。
報告書は、弁護士が示談交渉に使用する資料に過ぎません。
どうしても見せる必要がある場合
もし、当事者から「ふざけるな!証拠を見せろ!」と言われたら・・・。
ホテルに入る前のイチャイチャしている写真の1枚でも、スマホに入れて見せてあげてください。
ホテルに入った決定的な写真はいりません。
他にどんな証拠を撮られているのか、どこまで撮られているのか、何時撮られているのか、相手のことまでわかっているのか・・・。
勝手に想像させてください。
これが不倫の証拠の正しい使い方です。
報告書をやめました
弊社が運営している探偵事務所『ソラリス探偵事務所』は、報告書をやめました。
スマホ用に編集した動画と画像です。
報告書って、保管にも困るし、相手にも見せないし、郵送で送って来られても困るし、わざわざ受け取りに行くのだって面倒だし・・・。
だからやめました。
動画をYouTubeの様に見れて、写真をインスタの様に見れたら、もっと意味のある使い方ができると思いませんか?
両親や弁護士に見せるので報告書が必要という方には、もちろん報告書もお渡しします。
とはいっても、弁護士にはデータで送ります。
探偵の証拠は見せつけることが目的ではない
ここまでの話しをクライアントさんにすると、「報告書をバーンと突き付けるんだと思っていました!」とよく言われます。
不倫調査の結果は、当事者に見せることが目的ではありません。
もし、お手元にパートナーの不倫の証拠があっても、まずは見せないやり方を考えてください。
いずれ出すタイミングあったとしても、それは最初ではありません。
『強かに要領よく』
やり方ひとつで結果が変わることを覚えておいてください!