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その判断は本当にご自身が望んだものでしょうか?

みなさんこんにちは!

たぬさんです。


皆さんは普段の買い物や食事のお店選びで

ご自身が望んだものを選んでいるでしょうか?


自分で行ったり買ったりしているのだから

自分の願望に決まっている

一見そんな風に思えますが

実は判断の多くは外部からの影響を受けて決めていることかもしれません。



このnoteでは、私が書籍や論文で学んだ人生に役立つ脳科学の情報をお届けしています。

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【人の心を動かす6つのルール】

アメリカの社会心理学者のチャルディーニが提唱した

人の心を動かす6つのルールというものがあります。

このルールは営業や販売の技術として応用されているものです。

その6つとは

1 返報性

2 コミットメントと一貫性

3 社会的証明

4 好意

5 権威

6 希少性


それぞれ内容をご説明します。


1 返報性

何かしてくれたことに対して、お返しをしなきゃと思う心です。

スーパーの試食はこの心理を使った典型的な販売方法です。

人類学では互酬性と呼ばれています。


2 コミットメントと一貫性

何かを始めたら最後までやりきりたくなる心です。

キリが悪いから最後までやってから終えたい

という気持ちは誰しもが抱えたことがあるのではないでしょうか?


3 社会的証明

周りの意見に同調したくなる心です。

行列ができているお店に更に人が並ぶのは

この心があることも理由の一つです。


4 好意

好意を持っている相手の要求は受け入れやすくなる心です。

仲の良い親友や同僚の頼みは

ちょっと負担が大きくても対応しようと思いますよね。


5 権威

社会的な地位がある人を信用しやすくなる心です。

ニュースでよく専門家へのインタビューを行っていますが

あれは詳しい人からの情報を得るだけでなく

番組自身の説得力を高めるという目的もあるんです。


6 希少性

数が少ないものに価値を感じる心です。

メーカーなどでは、あえて生産数を減らして希少性を高めて

商品のブランド力を高めたりもしています。


以上が人の心を動かす6つのルールです。

普段の買い物の場面を思い返してみて

何か思い当たるものはなかったでしょうか?


このような人の心の特徴をうまく使って

世の中の物は売られております。

(このように書くとあたかも人の心を利用した悪い販売のように聞こえますが、このルールを用いること自体を悪い売り方とは思っていません)


買い物やお店選びの際は

きちんとご自身が納得できるように

この6つのルールに判断が流されていないか

考えてみるのも良いかもしれません。


ここまでお読みいただきありがとうございました!
是非、また次回もよろしくお願いします。


【参考文献】

森尾博昭編(2011)『ぐっと身近に人がわかる 対人関係の心理学ー社会心理学でのぞく心の仕組みー』山口勧監修 技術評論社. 







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