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エッセイを書き続けた結果

 3月と4月でnoteに投稿した記事の数、22本。思ったよりも少ないけど、よくやった。本当は週に5本投稿することを目標としているのだけど、それには及ばず。だが、以前と比べものにならないくらいの頻度で投稿している。

 きっかけは一冊の本。

 この本を読んでやっぱり「私はエッセイが書きたい」と改めて思って、書くと決めた。

 それまでもnoteはやっていたけど、文章を書いていてどうも媚びや下心のようなものがあった。だから心が動かないのに書いていることも少なくなかったし、内面にピントが合っていなかった。結果、執筆が続かず、またイマイチ本気になれなかった。

 そんなときに『エッセイストのように生きる』を読んで、「ただ書きたいから書く」でいいじゃん、と思えたのである。
それで心が動いたことを中心に書きたいことを書いていたら、今まで苦戦していたのはなんだったんだ? と思うくらい、書ける、楽しい。だんだんと、「これを続けたら、見える景色が変わるだろうか?」という好奇心も湧いてきた。

 約2カ月続けた結果、見える景色は、ほんの少し、だけど確実に、変わった。

 心が動いたことを中心にエッセイを書き続けて、一番よかったと思う点は、自分の「興味・関心・好き」が明確になったこと。そして自分の「興味・関心・好き」により敏感になれたことだ。例えば、旅行の計画を立てるとき。「古い建築や自然、地域の食文化や店などを観に行く」のだという意識が確固たるものになって、迷うことがなくなった。自分が価値があると感じるものにフォーカスする習慣がついた。

 で、好きなことや興味があることについて考える時間が増えれば、当然、その分楽しい時間が増える。だからエッセイを書き続けて日常がワントーン明るくなったような、彩りが増えたような、そんな感じがする。
 エッセイを書きたいけど、迷っている、という人はぜひぜひはじめてみてほしい。「自分の好きなことがわからない」「やりたいことがわからない」という人にもおすすめだ。

 他に、小さな良いこともある。

 まず、書くのが早くなった。話しているようにすらすらと筆が進むことが増えて、推敲する時間も昔より少なくなって技術が上達したと自分なりに思えてうれしい。

 それからおどろいたのが、投稿の頻度を上げてから、ほとんど毎日、「いいね」やコメント、フォローなど何らかの反応をもらえること。たぶん「いいね」は毎日もらってる。毎日書いているわけではないのに、毎日「いいね」がくることが、最初はなんだか不思議だった。とにかく自分が楽しめるように自分のためにを第一に始めたエッセイの執筆だけど、自分が「これはいい!」とか「多くの人に知ってほしい!」と思って書いたものも少なくないので、そういった記事に反応があると特にうれしい。なんだかんだ言って、書き続けるための大きなモチベーションなっている。これはnoteの読ませる仕組みによるところが大きいと思う、改めてnoteってすごいじゃん、と思った次第。

 というわけで、これからもコツコツ書き続けていきたい。2カ月ですら変化を感じられたので、さらに半年後、一年後、自分の心境はどうなっているかという点も楽しみだ。



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