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#207 白と黒




好きな時に陽の光を浴びていた僕らは
黒くなっても笑い合っていた
いつしか日々のリズムに
心が追いつかなくなってきて
日を浴びるしかなくなった僕らは
色褪せて白くなっていた
毎日の強い日差しに
耐えられなくなってどれくらいだろう?



君のピンク色の頰も
記憶から薄れて白に染まる
どうかそのままで居て
でも
どうかそのまま消えてしまったら良いのに
反転する
朝か夜かもわからなくなったんだ




会いたいのに会うのが怖くて
もう会えないんじゃないかって不安なのに
会えなくて安心してる
君はきっと何とも思わずに今日も
陽の光を帯びて光っている気がして
僕はただ目を細めて見上げるしか出来ずに
また夜が朝に変わるんだ


乾涸びて(ひからびて)割られてしまう前に
強く掴まれて砕け散ってしまう前に


2017.04.03
Lyrics by.  Sorayoka



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