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両親と過ごせる時間

大学生の頃から親と過ごせる残りの時間について意識するようになりました。親戚が亡くなったり、母の病気が強く意識するきっかけになりました。そして社会人になり、親の年齢も上がってきたことでまた意識するようになりました。
人の寿命を85歳までと仮定して、年に二回帰省できるとしても、両親と会える回数は限られていることを実感します。

先月、久しぶりに実家に帰りました。
毎年、年に一回は帰省していましたが、
コロナ禍なので昨年は帰りませんでした。

帰ってからは久しぶりに両親と遠出をしました。
過去にも兄弟揃って家族みんなで阿寒の温泉に行くことはありました。
しかし、両親と三人で遠出することは本当に久しぶりでした。

今回、富良野と美瑛に行きました。
ラベンダーや青い池を見に行ったり、セーコマのホットシェフを買って車内で食べたり、なごやか亭でお寿司を食べたり、北海道を満喫しました。
長時間の運転だったり、久しぶりに人と長時間過ごすということもあり多少疲れたりもしましたが、父も母も楽しそうにしてくれたのでよかったです。

子供の頃、僕はどこかに出かけるのをすごくいやがった記憶があります。
人見知りだったり、人混みがいやだったり、家にいる方が気楽だったのでしょう。
いやがりながらも出かけるのですが、すぐに「帰りたい」と言って楽しもうとしていませんでした。

親の気持ちというのはまだわかりませんが、きっと子供に楽しんでほしいとか純粋に子供と一緒の時間を過ごしたいとか、そういう気持ちだったのかなと思います。当時はそんなことも考えられず、今思うと両親に申し訳なかったです。

新潟に戻ってから母からLINEが来ました。
「母さん達も楽しかったよ」と。
コロナ禍で3人の兄も帰っていなかったみたいなので、それが聞けただけで今回帰ってよかったなと思いました。

この一年ほど、気軽に人と会うのは難しい世の中になりました。
ニュースを見ていてもたまに悲しくなります。
「会いたい人には遠慮なく会いに行ける」
そんな世の中が早く戻ってきてほしいなと思います。

そして、なるべく帰省して親孝行らしいこともできるようなる。
これまではずっと支えてもらっていましたが、これからは両親が楽しんでくれるようなことも考えながら過ごす。

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