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#解像度を上げて、長いものに巻かれる

社会の食物連鎖

「今更かよ!」と言われるかもしれないが、
最近になって社会の仕組みや繋がりが少しずつ見えてきた気がする。

どんなに大きなビジネス(たとえば商社による発展途上国への事業投資、IT基盤の構築、デベロッパーによる都市開発、証券会社のIPO幹事)でも、
一つ一つの利害関係やビジネスモデルを紐解いていくことで
構造が見えてきて、そのためになぜ政治や経済学が必要か、
ということが分かってくる。
そして世界の成り立ち、歴史の発展まで視界が広がっていく。

マクロな視点→ミクロな視点、を繰り返すことで物事の解像度が上がり、
思考放棄をせずに社会を理解することができる。

自分はまだまだへなちょこもへなちょこだが、この視点を持ちながら街を見てみると発見が多くなって面白い。

シャッターでしまっている駅前の個人経営の店も、家賃がどのくらいで、どういう思いで独立して、なぜこの時間帯はしまっているのか、店主はどのようなスタンスで仕事と向き合っているのか、まで考えてしまう。
※書いていて少し自分でも引いてしまった

時代が変わっても強いものは強い

またなぜ「広告」「人材」「IT」などの領域が引く手数多で、
「テレビ局」がオワコン化しないのか、などを考えるようになった。

「テレビ局」に的を当ててみよう。
結論、コンテンツの強さは人々の興味・集客に直結し、
人々の可処分時間を独占することができる
、から強いのだと思った。
インターネットが発達してTVが衰退すると言われてはや10年、
寧ろTVはTverやNetflixにコンテンツを配給する側になり、その王者としての位置を確立している。YoutuberやTikTokerもTVに出演することが一つのゴールとなり、TV側も譲歩し始めていることから融和が広がっている。

これまでTV局が作り上げてきた「芸能人」というブランドが非常に強く、
なんだかんだで広告や娯楽もそこに集約されることが多い。
その辺りをイメージできずに単に「これからはインターネットの世界だ」という側面だけで判断してしまうのは時期尚早だと思う。

分からないうちは長いものに巻かれるのも一つの手

そのビジネス・領域がオワコンかどうかなんて、専門家でも確信することは
難しい、特に学生が見えている世界では判断が難しすぎる。

「就活」に的を当ててみよう。
自分の後悔の一つでもあるが、年収が高かったり世の中で人気が高い企業は必ずその理由がある。斜陽産業であれど、その企業に在籍していたというだけで箔がつくし、そう言った企業ほど相当の努力をして改善しようとする。

「見えていない部分が多すぎる」のだ。それなのに「分かった気になって」自分で可能性を狭めてしまうことは大いに有り得る。

言ってしまえばSNSで過激な発言をする多くの人は、ポジショントークをして自分のフィールドに持っていきたいか、インプレッションを稼ぎたいか、が多くだと思っている。
(後者は言い方がよくないが、発信力・影響力を持つという言い方で肯定されるべきものだと思う)

現状を否定する思想・発言はとても魅力的だが、2,3段階深掘りをしてみると大きな事象の一部分を誇張して言っているか、表裏一体のことであることも少なくない。

なので自分はまずは社会の構造を意識しつつ、長いものに巻かれてみようと思った。批判主義の観点は持ちつつ、その環境で最大限の成果を出すことが大切だと思う。

それでは。

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