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おとなも褒められたい

おとなになっても私は褒められたい

30も半を超えると、褒めはしても褒められるなんてことがなくなってきました。
それは社会人としては当たり前で、やるべきことをやる。
仕事はただそれだけなのですから。
同意してくださる方は少ないのかもしれません。
私は褒められたいから、なるべく他者も褒める。

「大のおとなが褒められてなんになるんだ」なんて言葉が聞こえてきそうですが…。
表向き「すごい」という表現でなくても、なるべく気づいた時には褒めることを心がけています。

私なりの「褒め」の流儀

  1. みんなの前で褒める/みんなの前で褒められるチャンスを作る

  2. 面談ではしっとりねちっこく褒める

  3. 第三者からのコメントを流用して褒める

  4. 他者を利用して回り回って褒める

  5. 残る形で褒める


1、みんなの前で褒める/みんなの前で褒めてもらえるチャンスを作る

これはよくマネージメントの本で読むやり方なので、当たり前かもしれませんが、褒める時はなるべくみんなの前で褒めます。
かつ、何かローンチした、何か受注したなどの報告を私ではなくプロジェクトに入ってくれた若手にお願いします。
みんなの前でポジティブな報告をする機会があることで「自分が達成した」という自覚と、全社からも「彼/彼女が達成した案件なのだ」と認知されるためなるべく私が主で動いた案件でも若手に報告の機会を委ねます。
また次の案件へのアサインもされやすく、他の社内の褒め上手な人からも「あれよかったよ」と褒めてもらえる機会が増えます。

誰しも仕事には自信と責任を持って取り組むと思いますが、
「あれでよかったのだろうか」「もっと上手く回せたんでは」と上手く回っていてもそう考えてしまう社員もいます。
そういう時に他者からの「褒め」や「労い」はとても染み渡るものです。

2、面談ではしっとりねちっこく褒める

何かの区切りのタイミングで行われる面談は、上司からすればたくさんの面談のうちの一人かもしれませんが、一社員からすれば上司は一人です。
「思わず言ってしまったこと」はなるべく褒めに繋がるような言葉をかけることが最善です。
「しっとりねちっこく」というのは、いつもなら言わないような直接的な言葉でも面談であれば言いやすいので、「本当にあなたがこのプロジェクトで進めてくれて助かった」とか「あのデザインは本当にあなただったからできたよね」とか。クサイ言葉であればあるほどいいと個人的には思っています。
それに、面談などで上司から何の気なしに出た言葉を部下は意外と何年も覚えているものだからです。(私がそうでした)

3、第三者からのコメントを流用して褒める

これもよくマネジメント本で書いているノウハウだと思いますが、
例えば「クライアントがデザインすごくいいって言ってたよ」とか
「課長の〇〇さんがあの工数であのクオリティはさすがだって言ってたよ」と、言葉だけ見れば短調な内容ですが意外と嬉しいものです。
例えて言うなら、又聞きの「ネガティブ意見」は疑心暗鬼になりますが、「ポジティブな意見」はなんか好意を寄せているって又聞きで聞く感じでこそばゆいけど嬉しくないですか?
私は嬉しい!なので、大袈裟に盛ってでも褒めます。

4、他者を利用して回り回って褒める

人って「あまり言わないでくださいね」って言ったことでも結構言ってしまうものじゃないですか。
それは「褒め」の噂も話題も同じです。
例えば自分の部下のことを別の部門の営業が誉めていたらどうしますか?言っちゃいますよね。
なるべく褒めが回ってほしい人と仲良い人や、その直属の上司に「あのプロジェクト、短納期だったけどほんと彼/彼女が担当してくれたおかげで滞りなくローンチできたよ」なんて伝えておくと、面談などで又聞き褒めが成立します。

5、残る形で褒める

例えば面談や評価、時にはメモや手紙で伝えます。
振り返って欲しいことは、注意されたり課題だと伝えたこと以上に、頑張ったこと。

さいごに

愚痴や注意なんて何回もするものじゃないですけど、
褒めるなんて何回やってもいいじゃないですか。
「ことあるごと」に、「なにかにつけて」褒める。
褒められなれてないメンバーは照れ臭そうにしますが、それでいいのです。

ハグみたいなもんで、愛情表現の一種だと思ってやってみてください。

私も褒められることなんでほぼないので、
突然褒められると「え、なんなの、こわ」とリアクションに困りますが…
でも嬉しいし、引き続き褒められたい。

だから今後もおとなでも褒めていきたい。


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