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プロジェクトの遅れや案件過多は単純にヒトを増やせばいいわけではない

プロジェクトを成功させるためには、工数管理が大切です。
工数管理にはいくつか方法がありますが、よく使われる人月計算を例に取ります。
1日8時間、1ヶ月20日として計算し、1人月=20人日と表現します。

例えば、あるタスクが1人月足りない場合、1ヶ月間作業者を増員すればことは解決しそうに感じます。

これは正解なようで不正解です。

その「タスク」がどんな内容かにもよりますが、マニュアルや手順書が完備されている簡単なテスト作業の場合は、1ヶ月間の作業者増員で解決するケースが多いです。

しかしながら、要件定義や設計工程など上流の工程の場合はそうはいきません。
なぜなら…まずそのシステムやサービスの仕様の把握にかなり時間を要するからです。
特に上流工程になればなるほど、既存の流れがどうなっていて、そこからどう改善したらどんなメリットが生まれるか、を把握する必要があります。
増員が必要だと感じた時点で、「仕様把握」の期間を考慮したうえで増員を検討しましょう。
→逆に言えば、増員が必要かどうかを判断できるように早めに全体のスケジュールを引いておくと良いかもしれません。

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