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他者との関わりこそすべて

先日、サルトルの戯曲『出口なし』を観劇してきました。

雑誌でふと目にして、近くでやるんだなぁと思って調べたら、ヒョイっと良い席が取れたので、ふらりと観劇。これは、ヒョイっと観に行くものではないですね。

観劇したのちに、事前に読んでおくべきだったであろうものに目を通しても、よく分からない。

でも、よく分からないからこそ、心を頭を胸の中を占めている。

人は1人では自分の存在を確認できない。
他者からの見られ方、他者の言葉…鏡が無ければ自分の表情すら分からない。

あと、2人だったら絶対的な存在になるものが、複数人になる事で、個とグループになり、強弱ができたり。

うん。全く、説明できない。
あと10年位考えます。
(※演劇自体はとっても素敵で、
大竹しのぶさんは独占欲が強くて意地悪なマダムだったし、段田さんは小心者の小汚いおじさんだったし、多部さんは腹黒でキュートで凄く引き込まれた。80分ずっと3人だけで、一度も舞台袖に引く場面も無いのにずっと話しっぱなしで、あっという間で、ストーリーも理解しやすかったです。解釈できていないのです…。)

※※

話は変わって、また少し前に、訳あって1人で山に登ったのだけど、その山は飲食もおしゃべりもしてはダメな山。(関西の人ならわかるかな?)
なので、すれ違う時の挨拶くらいで、みんな黙々と3時間くらいかけて、登って降りる。

真夏の平日、しかも日中だったので、やや人数も少なくて、自分のペースで登るから、急に見渡す限りすっぽりと自然の中にただ自分だけになる時間が訪れる。

これが、幻想的で最高に心地いいんだけど、最強の孤独と恐怖も同時に連れてくる。

前後左右、この世に自然と私だけ??っていう時間が10数分程続いて、ふとまた他人の姿が見える。

その安心感といったら。
今まで感じた事ない、他者が存在するというだけで感じる安堵。

性別も年齢もビジュアルも人間性も、もうどうでもよく、存在がありがとーっていう感謝MAX。

※※
何が言いたいかというと、ヒトの存在って有難いなって事。

例えば私のnote投稿も、同僚とのやりとりを上手く説明できなかった日とか、事件が起きた日のモヤモヤ解消に書いている事が多い。

ヒトといると、喜怒哀楽。怒哀はしんどい。でもそのしんどいが、自分を強め、広め、深めてくれる。

複数人になるとより揺さぶられて、より鮮明になったり、薄まったり。

今年もあと3カ月。今年は天災も多いし心揺れ動かされる。だけど、日常の中での他者との関わりが良くも悪くも、一箇所に留まることを許してくれない。

2018の最後の3カ月、人との関わりを再度強く感じながら、行動的になろうと決めた、9月最終日台風の夜でした。

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