ハンガリー訪問記⑤ヨーロッパ最大規模の音楽フェスSziget
今回の旅の一番大きな目的は、音楽フェスティバルSzigetに参加してビリー・アイリッシュのライブを見ることでした。
Sziget(シゲト)は、ハンガリー語で「島」という意味。その名の通り、オーブダ島(Óbudai-sziget)というドナウ川に浮かぶ島で行われるフェスです。フェスティバルのタイプとしては、とにかく大規模に色々な人が楽しめるようにラインナップを選んでいる感じでした。
2023年のヘッドライナーは、Billie Eilish、David Guetta、Florence + the Machine、Imagine Dragons、Lordeなど。
チケット購入
チケットはネットで購入できます。6日券、3日券、1日券など日数によって分かれており、早割、VIPチケット、や21歳以下の割引などもあります。
チケット販売やラインナップについての最新情報は、ニュースレターでお知らせしてくれます。市内交通や温泉などが無料になるSziget CityPass by Budapest Cardというのもあります。
リストバンド交換
チケットとリストバンドの交換は、フェスが始まってから会場で、もしくは始まる前に二箇所の交換スポットで可能です。
2023年は開始前日の8月9日までAkvárium Klubか、フェスティバルのオフィスで交換可能でした。8月9日、開始時間の13時にAkvárium Klubに行ったところ長蛇の列だったので、お昼ご飯をはさんでフェスティバルオフィスに行ったところそこまで混んでいなかったです。Akvárium Klubは中止街にあるので、皆が集中するのかもしれません。
いよいよ会場へ!
会場へは、ブダペスト近郊を走る電車HEVで最寄り駅まで行くことができます。最寄駅から5分ほど歩くと、島への入り口であるK Bridgeが現れます。
会場内の地図は、公式アプリで見ることができます。このアプリは、オフラインでも使えるようになっているので、ダウンロードしておくことをおすすめします。
島の中に点々と会場があるので、結構会場内は歩きます。歩きやすく、そして砂埃がすごいので汚れても平気な靴推奨です。
会場内では、飲み物、食べ物、洋服等色々なものを買うことができますが、価格は市内に比べるとかなり高いです。それもまた一興だとは思うのですが…。また、ボトルを持っていけば無料で水分補給ができる場所もありました。ここの水がなんかやたら美味しかった!
印象的だったアクト:Lucie Antunes
フランスのパーカショニストLucie Antunesが本当に良かった!
日本語のwikipediaもないし、あまり日本では知られていないアーティストかと思うのですが、おすすめです。
すごくパワフルなライブで、配信もいいですがやはりライブの方がエネルギー爆発という感じで踊っていてとても楽しかったです。
Youtubeでライブが観れるのでぜひ。
印象的だったアクト:Billie Eilish
一つ前のプログラムのgirl in red(こちらも良かったです!)から聴いて、終わったあと1時間半インターバルがあったのですがその間にも人はほとんど動かず、というさすがの人気…!
リリースされたばかりの『What Was I Made For?』や、『Bad Guy』などの人気曲もしっかり演ってくれ、大盛り上がりでした。印象的だったのが、観客が皆一緒に歌っていたこと。英語が第一言語ではない人もたくさんいたと思うのですが、英語力の底の高さを感じました。
サーカスゾーン
他のフェスにはあまりないのでは?と思ったのが、サーカスゾーン。各地のコンテンポラリーサーカスを観ることができるゾーンです。
チェコのグループCirk La Putykaが、キエフのサーカスアカデミーのアーティストたちと作ったBOOM!という公演を観たかったのですが、時間に間に合わず途中入場不可だったので、私たちは見れませんでした涙
観光と音楽の6日間
私たちは、昼はブダペスト市内を観光、夜はフェスで2つほどライブを聴くという6日間を過ごしました。移動もあるので疲れはしますが、Szigetのメインプログラムは夕方〜深夜で、かつ会場の島は中心部から電車でのアクセスがいいハイブリッド型のフェスなので、こんな過ごし方もできました。
アーティストのアクトだけでなくさまざまな観客の人たちを目撃できたのも興味深かったです。ヨーロッパ中から人が集まる大型フェスであるからか、国旗を持ったり顔にペイントしたりして自分たちの国はここ!と表現している人が多く見られましたし、チェコのラッパーが出ているステージでは、チェコ国旗をもった人たちが集まり盛り上がっているのを目にしました。歌われていたのはMotivační píseň(モチベ上がる曲という意味)という曲でした。
ここの情報が、どなたかの役にたてば嬉しいです。つづく!
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