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Xデザイン学校ベーシック#7 構造化シナリオ法 

マンガ好きのUXデザイン勉強中のへいちょー(toda)と申します。

Xデザイン学校ベーシックコースに通っています。
講義で、自分の心に残った点を振り返るnoteです。
学んだことを、自分の好き/気になることにこじつけて考えたいと思います。

今回の講義は、構造化シナリオ法でした。

アクティビティシナリオ

アクティビティシナリオでは、サービスの画面や操作のことは語らずに、ユーザーの行動にフォーカスして、シナリオを書く。

一方、インタラクションシナリオは、UIデザイナーがみて誤解なく画面がつくれるように、具体的に記載する必要がある。

アクティビティシナリオを書く上では、「どれだけユーザーのかゆいところ(あるある)をおさえているか」と「時代/デバイスが変わっても不変な粒度か」が大事だ、と理解した。

いきなり、UIやワイヤーフレームを書いてしまうと、実際のシーンにあわないプロダクトができあがってしまう可能性が高い。

社内の業務システムで使いにくいものがあるが、机上の空論的にUIを作るからそうなるんだなー、と思えた。


実録 インタラクションシナリオ修正

講義後、書き直してみたので、before/Afterを並べてみる。
Afterは、小説風を意識して書いた(書き慣れていないので、無駄にお話っぽすぎる表現も多い気がするが…)。

特に、ユーザーの気持ちや考えていることを思い浮かべて書くようにした。講義内のコメントで、ユーザーの思考は構造化されておらず、いろいろなことを思いながらサービスを利用するよね、というのが印象的だった。ユーザーを憑依させて、こんなことを思いながら使うのでは、と想像しながら書いてみた。

<before インタラクションシナリオ>

真由(ペルソナ名)は、ドライブコーチ(サービス名)を使うことで、不安なく運転できるようになってきた。

そろそろ、旅行先でクルマを運転してみても平気かな、と思っていたところ、ドライブコーチからレンタカーを借りられることに気づいた。

旅行の場所と日程を入れて、空いているレンタカーを探してみることにした。

ドライブコーチでは、日々の運転データから、運転しやすいレンタカーをおすすめしてくれるようだ。ふだん運転しているクルマと同じくらいの大きさのクルマを選ぶことにした。

料金を見ると、自分の運転スコアに応じて、レンタカーを借りる際の保険料も、安くなるようだ。

このクルマだったら自分でも運転できそうだなと思ったので、申し込んでみた。

運転を練習したおかげで、念願の旅行にも行けるようになったし、しかも安く借りることができた!コツコツ練習したかいがあったな。

<After インタラクションシナリオ>

だいぶ運転うまくなってきたかも、と真由(ペルソナ名)は思った。「念願の夏休みの四国一周ドライブ旅行も、いよいよ現実味を帯びてきたなー」旅行計画立ても進む。旅行って計画が一番楽しい。

行く予定のしまなみ海道のルートをドライブコーチ(サービス名)で見ていると、レンタカーが借りられることに気づいた。
ドライブコーチでレンタカーも借りられるんだ、というのが少し意外だった。

「ここで借りると、何かいいことあるのかな?」と思ってみてみたところ、ドライブコーチから借りると運転データが連携されて、自分にとって運転しやすいクルマをチョイスしてくれるし、車両保険の値段も安くなるらしい。クルマの違いなんてわかんないし、コーチのおすすめの通りにしたらラクかも。

「だったら、ここから申し込みしてみようかな」と、試しに申し込みの途中までやってみようと思った。もしよさそうなら、旅行に一緒に行くみんなに送ってみよう。

まず、場所と日程を入れると、空いているレンタカーがわかった。「これ、ウチのクルマと同じだ」普段乗っている実家のクルマと同じ車種が見つけやすいところにあった。慣れているからこれでもいいけど、せっかくみんなで旅行に行くんだから、古いクルマじゃなくて、新しめのクルマがいいなー。…と思ったら、同じシリーズの新しいクルマがすぐ近くにあった。
しかも、ギアの位置などは実家のクルマと同じで、同じ操作感で使える、とわかった。「だったら、これで大丈夫そうだな」。友達のクルマって、ギアとかワイパーとか違って、わけわかんないだよねー。

続いて、このレンタカーを借りるときの、料金と保険料がわかった。私の運転ランクだと、保険料が普通より少し安くなるみたい。次の運転ランクに上がると、もっと安くなるんだ。

一緒に旅行に行く友達にレンタカーの情報を送ったら、「予約よろしく!もうちょっと練習したら安くなるなら、練習がんばって~」と言われた。申し込みをすすめよう。さっき選んだレンタカーで、支払方法を選んで、申し込みを完了した。
友達にも控えを送って、ばっちりだ。なんだ、意外とカンタンじゃん。運転の練習しよー。

あらためて書き直してみると、ユーザーの思考プロセスをそのまま文章化することで、このサービスではユーザーにどのタイミングでどういう情報を出せばいいのか、が洗い出せると思った。
ここがうまくできていると、ユーザーがつまずくことなく便利に使えるサービスになるのだ、と理解できた気がする(ビジネスとして儲かるかは別として…)。

具体的に思い浮かんだサービスの改善点は、「①普段乗り慣れているクルマを基本に、差分があるかを出してあげる見せ方のほうがいい」「②友達に共有する機能が欲しい」「③途中まで入力した結果を保存する機能が欲しい」あたりだ。


終わり

終わりです。今日の講評では、どれだけちゃんと考え抜いているかを見直す視点がたくさんありました。今日までのチーム内の議論で、ユーザー数がどれくらいいて、利用率がどれくらいで、月額いくらもらえたら、売り上げこれくらいになるのでは、という話をあらかじめできていたのはよかったな、と思いました。

ベーシックコースのnoteマガジン。
https://note.com/taro0077/m/m71f91023df1f

昨年度のビギナーコースのnoteマガジン。https://note.com/taro0077/m/mf5a9fe82fe28


こぼれ話/あとで読み直す


牛丼屋の券売機のUIについて、以前読んだ記事を思い出した。インタラクションシナリオを書かずにUIをつくるからこうなるんだろうな、と思えた。


以上!次回は12月ですが、次回どうしても外せない用事があり、録画での視聴になります…。


うれしいです!