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【独立会計士のリアル#06】フリーランス会計士を5年半やってみて特に感じる5つのこと

こんにちは!フリーランス会計士たろうです。

私が公認会計士として独立したのは2015年なかばで、ちょうど5年半くらいになります。
5年半ほどこの生活を続けてきて特に感じること5点を改めてまとめてみたいと思います。

1.やっぱり自由だな、ということ

まあ、やはり一番はこれですよね。

まず、人間関係が選べる。特定の上司や部下がいるわけじゃないし、クライアントも自分と合わなさそうなところの業務はお断りするといったことをしていけば、人から来るストレスは極小化できると思います。

それと、時間的自由。
週に何日仕事を入れるかだとか、この日は軽めにしようとか、そういうことが自分の裁量次第でどうにでもできるということ。
これも非常にいいことだと思います。
時間割は自分次第。

私の場合もこの2年間でMBAのプログラムを修了しましたが、会社勤めの方よりはそういった時間的調整の融通はつきやすいと思います。
MBAを修了できたのはまさに生き方をシフトしたことによる代表的な副産物ですね。

2.目の前の仕事に一生懸命とりくんでいると、将来の自分にかえってくるということ

私は、独立するまでに監査法人とベンチャーに所属していたのですが、その頃のご縁がきっかけでお仕事をいただくことは極めて多いです。

監査法人やベンチャーにいたころは、独立するなんて実は夢にも思っていなかったんですが、独立して思うのは、それぞれの瞬間を一生懸命過ごしてきたからこそ、いまこうして思わぬ形でお仕事をいただけているんだな、ということです。
きっと、当時の私の仕事に向き合う姿を何かしらの形で見てくださっていたんですよね。

これは、独立した後も同じことで、一生懸命取り組んだ結果、継続してお仕事をお願いされるなど、長くお付き合いしていける関係は非常に多いです。
中にはプライベートでもお誘いをしたりされたりするようになるなど発展していくケースもあります。

一生懸命目の前のことに取り組むことが将来の自分に返ってくる感覚はありますね。

3.実際に覚悟を決めて動き出さなければ何も変わらない、ということ

これを読んでいらっしゃる方の中には、ゆくゆくは独立したい!と考えていらっしゃる会計士の方もいらっしゃるかと思いますが、机上でいくら完璧になるまで計画を練っているだけでは何も変わらないんです。
実際に覚悟を決めて動き出すことではじめて次の新しい展開が見えて来るんですね。
これも本当に不思議なんですが、そういうものなんです。

私も実際に独立する!と周囲に宣言したことによって、独立当初いきなりお仕事をいただけることができて本当にラッキーだったんですが、その世界に覚悟を持って飛び込むことが大切だと思います。
独立した結果、現在、企業の社外役員や経営アドバイザーといったお仕事もさせていただいているのですが、この世界に飛び込まなければ絶対に起きえなかったことです。

ちょっとでもいいから行動に移すこと、一歩踏み出すことで次の一歩がどんどん踏み出しやすくなるのではないかと思います。

4.お金に対する価値観が変わる、ということ

会社員生活をしていると毎月決まった給料が振り込まれるわけですが、ひとたび独立すれば、自分で稼ぎ出さない限り、お金に対する何の保障もありません。

これは本当に大きな変化で、頭で理解するのと実際に経験するのでは全く違うものです。
いただくお金に対するありがたみが全く違う感じがします。
お金の色が違って見える感じとでも言うのでしょうか。

いただくお金は自分の行った業務に対する純然たる対価なので、会社の看板とは関係ない純粋な自分の市場価値になるわけです。
それをどうやって高めていけるかということが独立会計士としての腕の見せどころではないでしょうか。

5. 不安定な時期もある、ということ

経営していればいい時期だけじゃなくてうまくいかない時期っていうのも必ずありますよ、っていうことですね。

頭では当たり前のことだとわかっていても、実際にうまくいかない時期を迎えると心穏やかに過ごせなかったりするんです。
そういう時が来た時にいかに自然体でいられるか、次に向けた取り組みができるか。
そういう心のマネジメントが大切になってくると思います。

おわりに

いかがでしたでしょうか。

ひさびさに勢いで書いてみましたが、やっぱり勢いで書くのは大事ですね。
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