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【独立会計士のリアル#19】「流れ」に乗る技術

こんにちは!フリーランス会計士のたろうです。

以前【#16】の記事で書いたように、独立してから大々的に営業はかけていないのですが、おかげさまでこのスタイルで6年以上生き残ってきました。

確かに、単に運がいいだけなのかもしれません。
でも、「流れ」というのは絶対にあると私は思っていて、それにうまく乗っていくことは、独立開業を成功させる上で重要なポイントになってくるものと信じています。

今回はそのあたりの話について書いてみたいと思います。


いい話は一時にまとめて飛び込んでくる傾向がある

これは経験則で本当に不思議なことなのですが、いい話というものは、不思議と同じ時期に一気に来る傾向がある気がしています。
わかりやすい例でいえば、同じ時期に複数の仕事の話が一気に舞い込んできて嬉しい悲鳴をあげる、なんていうことはかなり多いと思います。

この傾向について、理由まではよくわからないのですが、少なくとも、いい波が来ているときにしっかりそのチャンスの波をつかまえて乗っていく技術は必要だと思います。

たとえば、新しいお仕事の話をいただいたときに、全体を俯瞰してリスクとリターンのバランスを見極める慎重さももちろん大事ですが、「面白そうだから飛び乗っちゃえ」と即決するような思いっきりの良さやフットワークの軽さも場合によっては重要ではないかと思います。決断や行動が早いと、エネルギーが高い状態で物事が進んでいきますからね。

チャンスは誰かを経由してやってくる

そして、こうしたいい流れというものは、突然降って湧いてくるわけではなく、必ずと言っていいほど誰かを介してやってきます。

それも、しばらく連絡をとっていなかったような方だったり、過去に何らかの形でつながっていた方だったり、思ってもいなかったような方からお話が舞い込んでくるケースが多い気がします。

本当に不思議なのですが、このような形で消えかけていた交流が復活したり、新たなご縁がつながっていったりするのは、独立してはじめてわかった醍醐味のひとつです。

ですので、どんな人との出会いも大切にしましょう。

損得勘定で誰かと会うわけでは決してありませんが、本当に思わぬ出会いが思わぬ仕事につながったケースはこれまでに幾度となくありました。

流れが悪いときは流れが変わるのを待つのも一つ

逆に、いい話が全く来ない時期もあります。
適度に分散してばらけてきてくれればいいのですが、なかなかそうもいかないようです。

そんな時は無理に動かず流れが変わるのを待つことも戦略のひとつです。
流れが悪い時に動いても、余裕がないので誤った方向に進むような意思決定をしてしまうこともあるかもしれません。

たとえば、単価を下げて安い案件に飛びついてしまったり、得意ではない案件に背に腹は代えられないと思って飛びついてしまう、なんていうことは絶対にやってはいけません。

誤った方向に進むぐらいだったら、きたるべき時に備えて自己研鑽に励んだり、次の一手を打つ準備を水面下で進めたりしているほうが、時間の使い方としてはよほどいいと思います。

流れはいつまでも悪いわけではなく、バイオリズムのように必ず好転するときが来るので、その時が来ると信じて慌てないことが大切です。

とはいえ、【#09】でも書いたように、閑散期は結構きついんですけどね。

まとめ

いかがでしたでしょうか。

流れがいい時には面白がってその流れに乗っていくと、とんとん拍子で物事が好転していく傾向があります。
逆に流れが悪い時には、無理に流れに逆らって動くのではなく、流れが変わるのを待つのも策としてアリではないかと考えます。

また、流れというものは誰かを介してやってくるので、いい流れを呼び込むにはいろんな人と面白がって会ってみることも大切だと思います。

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