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毎朝10分でわかる海外ニュース 2023年5月10日

【本日の独り言】

みなさまおはようございます。嫌がっていたバイオリンの練習を飛び飛びながらも続けることができている次女。
大きな助けになっているのは息子の存在です。ギーギー鳴らしたバイオリンの音に笑顔で手を叩いて喜ぶ姿に気を良くした娘は弦を弾いて練習しています。
猛烈な応援者がいる、誰かが喜んでくれるって大きな活力になりますね。

【金融ニュース】

米国株式先物は、今週末に発表される重要なインフレ指標を前に、金融政策の先行きを見極めるため、ウォール街での取引開始は控えめなものになると予想され、方向感に苦慮しています。

S&P500は、金曜日に1.9%上昇し、2月以来最も長い連敗を止めた後、上昇に転じました。ナスダック100の先物は横ばいでした。パックウェスト・バンコープは市場前の取引で42%も上昇し、金曜の上昇幅を拡大し、最近の複数の金融機関の破綻に端を発した売りから回復しつつある米国の地方銀行の上昇を牽引しています。ドル相場は5日連続で下落し、国債利回りは上昇しました。

米国株は4月初めから横ばいで推移しています。これは、企業業績が予想を上回ったため、景気減速や地方銀行の健全性に対する懸念が相殺されたためです。金曜日に発表された雇用統計は、米連邦準備制度理事会(FRB)が金利を長期的に維持するとの見方を支持し、個人消費、企業収益、銀行のバランスシートを圧迫している。

【ヘッドライン流し読みニュース】

■Meta、TikTokに対抗して再生回数ベースのクリエイター報酬を試験的に導入。

・Meta Platforms Inc.は、FacebookやInstagramのクリエイターが自分の動画を閲覧した人数に応じて収益を得る方法を提供し、コンテンツの魅力を高めてライバルのTikTokからユーザーを引き寄せることを狙っています。

同社は火曜日、声明で、「リール」と呼ばれる短編動画で新しい支払いモデルをテストしていると述べ、視聴者に提供された広告のみを収益源とする方法から脱却したことを明らかにしました。これにより、クリエイターはより面白い動画を投稿するようになり、ユーザーや広告主は同社のアプリで時間とお金を費やす理由が増えるはずです。

Metaは、ByteDance Ltd.が所有するライバルのTikTokとスクリーンタイムの争奪戦を繰り広げており、その終わりのない短編動画フィードで知られ、ユーザーは他のどのソーシャルメディアアプリよりも長い時間スクロールしています。FacebookとInstagramはすぐにこの形式を真似たが、これらのプラットフォームのユーザーはリールを見るのに多くの時間を費やしているが、これらの動画はアプリの他の場所ほど効率的に収益を上げることはない。

・TikTokを見ないのでわからないのですが、InstagramのReelが紹介する日本のグルメの魔力は恐ろしいと日々感じています。
美味しそうなものがいっぱいあって、「次の帰国は・・・」なんて見ているとあっという間に時間がすぎているなんてことがあります。
再生回数によって収益を得るとなると視聴数稼ぎのためにさまざまな優秀なコンテンツが作られていくだろう。一方で、アメリカやカナダがTikTokを禁止したような子供に「悪い影響」を与える言ってみれば程度の低い動画が増える要因になるのではないだろうか?TikTokはダメでInsgtagramはOkな道義は何だろうか?この辺りの線引きが難しそうです。

■フェラーリ、フィアットのオーナーを追い抜き、価値は500億ドルを突破

・フェラーリNVの市場価値は、かつてイタリアを代表する高級スポーツカーメーカーの親会社であったフィアットを擁する自動車コングロマリット、ステランティスNVの市場価値を上回りました。

跳ね馬のロゴと特徴的なスーパーカーで知られるフェラーリは、今年34%上昇し、欧州の自動車メーカーの中で最も好調な銘柄となった。その結果、時価総額は492億ユーロ(約539億円)となり、ステランティスの471億ユーロを抜いて、ミラノ証券取引所の3大企業の1つに数えられるようになりました。

フェラーリのような高級スポーツカーの需要は、富裕層の間で、価格を上げても持ちこたえ、景気減速に向かう中で価格決定力を失った大衆車メーカーとは対照的である。この銘柄は、多くの点で欧州の大手高級品メーカーに匹敵し、2015年の分社化以来、500%を超えるトータルリターンを生み出しています。同期間、欧州の自動車株のリターンは、配当込みで約50%だった。

・フェラーリが親であるフィアットを超えたというニュース記事を見て以前、車屋さんの友人に話を聞いた話を思い出しました。ものすごく小さなサンプルですけど、その車屋さんでは売れる価格帯が大きく変わったと話してくれました。それは真ん中がごっそり抜けて高いものか、安いものかの両極端になっている構造だという話でした。「昔はこれぐらいの車はよく売れたんだけどね〜」といわゆる大衆車を教えてくれたりもして、トヨタのお膝どころ愛知県の地方都市で決して車の需要が減っているわけではないのですが、みんなが車に使うお金が変わってきているという実態なのかもしれませんね。

■ニューヨークの空きオフィスビル、バーゲンを狙う富裕層を誘う

・マンハッタンの商業用不動産市場は低迷し、オフィスは一部空室となり、金利の上昇によりデフォルトが拡大する恐れがある。

しかし、一部の裕福な投資家にとっては、ニューヨークの不動産を所有することの魅力が特に強く感じられる。

大手の機関投資家が取引を控える中、富裕層や有名デベロッパーがマンハッタンのオフィスビルの掘り出し物を探しているのです。証券会社のサヴィルズによると、これらの企業が購入する割合は増えており、かつて世界で最も注目されていた商業施設市場の一角を占める機会を得ているという。

資金繰りに困り、借入コストの高騰に悩む既存の所有者が、建物を安く売り払おうとするため、今後さらに取引が増える可能性がある。ブローカーや資産アドバイザーのインタビューによると、超富裕層の資金を管理するファミリーオフィスも、不動産を手に入れるチャンスに関心を寄せているようだ。

・余剰の現金を持っている人からすると不景気、不況の時は掘り出し物を買うにはいい相場と言えるのかもしれません。
株だって、不動産だって、品物だって、安く仕入れて高く売るのが商売の基本なので、誰かが「これ以上維持できない!」と安く手放すものは魅了的ですよね。とはいえ、それは高く売ることができるものに対してだけ言えることで、高額なマンハッタンのオフィスビルをもつというのはリモートワークが進んだ今、果たして賢い投資と言えるのか・・・。ステータスのために持つには少々値が張りすぎるように思います。

【最後に】

毎日10km走るぞ!っていきなり走り始めると次の日、筋肉痛で走れないなんてことがあって、毎日続けられなかった・・・。と落ち込んでしまうかもしれません。
そんな時は続けるための環境(体作り、時間作り、場所)から始めてみるのがいいですね。
皆さん、体に気をつけて今日も元気な1日をお過ごしください。


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