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なぜインド映画は踊るのか

みなさんこんにちわ
YouTubeチャンネルシネマンガテレビ
リーダーのたろちゃん組です
我々シネマンガテレビは日頃から
映画や漫画、ゲームのあるあるを
YouTubeに掲載しています

今回はインド映画についてのコラム。

元来ボリウッド映画(インド映画)は
「バーフバリ」が好きなものでして
昨年末から話題となっている
同作を描いたラージャマウリ監督の
最新作「RRR」もまたミニシアターで
今年の初めに観てきました
(大手配給会社で観るよりも
ミニシアターは気軽に一人映画も出来て
周りも映画好きしかいないような雰囲気だから
ミニシアターの方が好きです😌)

ラージャマウリ監督の作品は
もうハリウッドでも邦画でも観たことない
世界よ!これがインド映画だ!というような
映像を魅せてくれます笑
アメコミヒーローもジャンプ主人公も
顔負けのど迫力なアクションばかりですw

基本的にいままで観てきたインド映画は
3時間越がほとんどで長時間の作品が
多いのですがRRRにしろバーフバリにしろ
手に汗握るシーンの連続なので
全く飽きることなく観ることができるのです

なぜインド映画は踊るのか
(もちろん踊らない作品もあるが)
気になって調べてみるとこれまた
面白い発見がたくさんありました

元々インドという国家は
中国に次いで世界2位の人口(なんと14億越え)を
誇る超大国です
そしてなんといっても大宗教国家でもあります
多民族・多言語・多宗教の人々が
インドという一つの国にごった返しております

そうすると、言葉はバラバラだし
宗教上の都合により
一部の地域や一部の戒律により
ラブシーンをそのまま流すのは
禁止とされている区域も出てくるのです
当然そのまま放映すれば批判や反発が起きる
映画も産業なのでバッシングや
集客ができなければ存続は見込めない

そこでラブシーンの代わりとなったのが
ダンス!なのでした💃🕺

宗教と強く結びついた国の土地柄だからこそ
音と踊りで表現を変えて
宗教や言葉の壁を越えて観客を魅了していく

インド映画のダンスというものは
単に喜びや熱い感情を
表現するにとどまらずそれはいわゆる
キスやベッドシーンをも表す
優しくも情熱的な愛撫であったのです

そしてそのダンスひとつひとつにも
ヒンドゥー教や仏教に由来した
ポージングが多くインド神話の
世界観を表したインド文化を色濃く
反映するアイデンティティにもなるのです

それぞれの価値観が違うからこそ
言語や常識の壁を踊りで超えていく。
インド映画のダンスは規制のある表現を
進化させた素晴らしいものなのでした。
こういった背景は日本にはない価値観で
文化的に観てもすごい面白いと思います

鼓舞という言葉や
踊らにゃ損って言葉があるけど
人類において踊るということは
娯楽や快楽であるだけでなく
自己表現、メッセージにもなるのですね

余談ですがインドの映画館では
マサラ上映という言葉があるくらい
上映中に若者が踊り出すそうですw
もともとインドという国は
結婚式でも選挙でも歌って踊るらしい笑
なのでもしかすると踊ることは
規制がなくても必然になっていったかもしれない?w
それとも映画の影響なのかも?

そのほかにも〝踊る〟理由はというと
ビジネス的側面もあるそう

ハリウッドで歌って踊るといえば
ミュージカル映画ですが
踊る国インドでもやはり同映画は
人気だったそうで。

歌と踊りを入れる事で
低予算で長尺の映画を作ることもでき
仮にその映画が不評でも
その中で踊った曲が名曲であれば
曲は売れ、ダンスも流行り
結果的にその映画は忘れられない
価値のあるものとされる
そういったニュアンスもあるそうです

こういった土地柄宗教柄国民性の側面や
商業的側面を積み重ねて
いま現在のインド映画は
踊り続けているそうな
素敵な文化だと思います💃🕺

僕らも歌って踊った
インド映画あるあるございます!

そのうちミュージカル映画あるあるもやるよ!

ちゃお👋
たろちゃん組

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