見出し画像

晩御飯で泣いた話#休職日記

***
この日記は2019年11月に書いた日記です。新しく書きたいことが出てきて下書きから出てきたので覚え書きとしていま更新します。
***


昨日の夜のこと、

両親と夕飯を食べようとしていた時。

なにかの会話の流れで父親に「元気じゃないか」と言われた。

からかうような、安心したような、心配するようなニュアンスで、悪意は一切感じられなかった。

感じなかったのに、

次の瞬間、涙が溢れてきた。

そうなんだ、私は元気なんだ。元気なのに、なぜ働きもしないで実家でぬくぬくと母の手料理を食べているのだろうか。情けない、恥ずかしい。

ここで泣いているのが両親にバレたら、ただでさえ心配している二人に迷惑がかかる。なによりも「めんどくさいやつ」と思われたくない。
こっそりとトイレに抜けて、不自然にならないタイミングで戻って食事をとった。
ただ、少しでも気をゆるめると、負の感情が波のように押し寄せてくる。ニュースに全神経を注ぎ、意識を分散させる。コメ、おかず、にゅーす、お味噌汁。そしゃく、そしゃく。

「お医者さんにはなんて言われたの。」

何の気なしに聞いてくる、その、優しい声。ご飯をかきこんで顔を隠していたが、大したことない風をよそおう二人の微妙な緊張感がじんわりと伝わってくる。たまらない。

気がついたら、ぽろぽろと涙が流れていた。

体が元気なのに働いていない自分が申し訳ない。早く元気にならないと、心配かけないようにしないと、ポジティブ考えるべき「前に進む」ということがどうしてもネガティブになってしまう。ここの仕組みを変えていくことが最重要なんだな。

その日は、「もうすぐ良くなるって言ってた」といい、笑泣きしながらご飯を食べ終わりましたとさ。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?