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#002_フェイスリフト手術前日〜当日

1.前回までのあらすじ

前回の記事(#001)では、切るフェイスリフト手術を選択するまでの経緯を説明した。

本記事では、手術前日〜当日の状況を記載したい。

2.手術前日

手術前日の昼頃、該当のクリニックより電話があり、明日は手術である旨のリマインダーがあった。
当初、こちらから電話をする旨言われていた為、手間が省けた。

前日は22:00以降は絶飲食であった為、こちらを遵守した。
尚、手術当日朝のコップ一杯の水のみOKとのこと。

持ち物は
・ニット帽(耳の前後の切り口の傷を隠すため)
・マスク(同様に顔の傷口を隠すため)
・印鑑(当日何かしら記載する際に署名捺印をするとのこと)
・飴玉(任意:麻酔が切れた後めまいなどに糖分が良いとのこと→特に準備しなかった)
で有った。

3.手術当日

10:00集合であったが、9:30に到着してしまった。
1月初旬で外で待つのも寒いので、クリニックに向かったところ、普通に受付を開始してもらえた。

4.書類の記載

まずは書類の記載をした。コピーをもらっていないので記憶ベースだが、問診票+同意書であった。
緊急連絡先の記載欄があった為、未記載にしたところ、記載してほしいとのこと。理由を尋ねると、麻酔をするので何かあった時に連絡する先、とのこと。連絡されたくなかったため、その旨伝えたところ、院長に相談すると言われた。

5.着替え

その後トイレに行き1分もしない内に、時間前で有ったが、着替え室へ通された。
4畳半程の部屋でロッカーが2つあり、隣にテーブル、セミダブルサイズのベッドが1つあった。

準備されたガウンに着替えるよう指示された。パンツ一丁になり、ガウンに着替え、全てをロッカーにしまった。
セキュリティ上必ず施錠してください、と記載があった為施錠し鍵を抜いたが、結局自分で管理せず、その鍵をナースの方に預けた。

手術するので仕方ないが、これでセキュリティ上大丈夫、ということなのだろうか笑

6.点滴差せず

以前カウンセリングの際、採血して頂いた若手のナースさんが、再び血圧を測定し、その後点滴の管を通す予定であった。
何度かグーパーを繰り返してください、と言われ実施したが、手首の側面をじっと見ても良い血管がないのか、「手術室に移動した後、明るい照明で見直します」と言われた。

7.手術室へ移動

その後、隣の部屋が手術室であり、こちらへ移動した。
既に院長がスタンバっており、元気に話しかけて下さった。
手術台に寝転がり、再度2人がかりで点滴用の血管を探すも見つからず、
最終的には右手の甲に刺すことになった。

再度手術台で起き上がり、執刀医による「デザイン」というものを始めた。
切る箇所をペンで印し始めた。
その際
・右側の方がややたるみが大きいですね
・マリオネットラインのやや外側を少しだけ脂肪吸引する(あまりやりすぎると良くない)
といったことを言われた為、
・あごの下は脂肪吸引しないんですか?あごをすぼめるとシワが出るので
と当方が伝えると
・ここは脂肪ではないです。たるみなので、上の方を切れば上がってくるはずです
と言われ、合意した。

8.いざ手術へ

麻酔の管が刺さり、その他身体中のあちこちにセンサーをつけ、手術の準備ができた。
なお、気道確保の為、麻酔が効いた後、口から管を入れることになるそう。
そのため、術後喉がイガイガするかもしれませんが、コロナとかではないですよ、と言われた。
「コロナ」という言葉を久々に聞いて、ちょっと新鮮だった笑

少しだけ麻酔を入れます、と言われ、少し注入後「気分は大丈夫ですか?」と聞かれた。
「大丈夫です」と答えると、では全量入れていきますね。入れると30秒も持たずに寝てしまいますよ、と言われた。
本当かな?と思って、気がつくと意識を失っていた。

9.手術直後

次の記憶は、足の指につけていたセンサーが外れた記憶であった。
なぜか必死に「あ!外れましたよ」と言おうとするが、麻酔のせいで声が出なかった。
実際は手術が終わって、ナースさんがセンサーを外していただけだった笑

またしばらくして、周りの話し声が聞こえるようになった。
リラックスした話ぶりから、「ああ、手術が終わったんだな」と確信した。
その1分程した後に、「聞こえますか?聞こえますか?」とナースさんの声が。
既に聞こえていたので、「はい。聞こえます」と答えた。
すると、「ゆっくり起き上がれますか」と言われ、「やってみます」と言い、起き上がった。
若干めまいのようなフラフラがあった。

10.ベッド室へ移動

その状態で更に少し休んだ後、「隣のベッドへ移動できそうですか?」と聞かれ、「やってみます」と回答。
ナースさんに両側から肩をもたれ、先ほどの隣の着替え室のベッドに座り、ここで横になることに。
照明を消され、眠りに入った。

1時間ほどすると、再度ナースさんがノックして部屋に入ってきた。
コップの水にストローを90度曲げたものを持ってきてくださり、これを持って水を飲んだ。
確かに、首筋がつっぱっており、顔を上に向けられない為、これが唯一の水の飲み方である。さすがだ笑

再度、気分はどうですか、めまいはないですか、と聞かれた。
大分クリアになってきたが、若干フラフラするのでその旨伝えた。
その状態で今後の説明があった
・薬の説明
・1週間後以降に抜糸があるので日程を決めたい
・気分が良くなったら着替える
・その後タクシーを予約頂き、帰宅頂く
・フェイスサポーターの付けかたについて
とのこと。

11.薬の説明

もらった薬は以下の5種類
・①ケラフール:抗生物質。抗菌作用
・②ムコスタ:胃薬
・③ロキソプロフェン:ロキソニンのジェネリック。消炎鎮痛剤
・④メチコバール:しびれ、痛み、筋力の低下などの末梢神経障害を改善
・⑤ジクロフェナクトリム:坐薬。抗炎症作用。腫れや痛みを柔げ熱を下げる

①〜④は飲み薬で、⑤は坐薬である。
①〜④は毎食時各1錠ずつ。⑤は痛みがどうしようもなくなった時に使用するとのこと。
⑤は冷蔵庫で保存する必要があると言われた。
①〜④は5時間空ければ飲んでも良いそう。

ということで、その場で①〜④を飲むことに。
口が開けないので、1錠ずつストローの水で4回に分けて飲んだ。

12.抜糸の日程

抜糸の日程は、執刀医が在籍している最短の日で9日後を予約した。
朝の9時からで、所要時間は30分程度だそう。

タクシーの予約は以前一悶着あったそうで、クリニックでは対応できないとのこと。
正直、スマホの画面を見ると若干込み上げて来そうな状況であった為、電話番号だけでも教えてもらえないか、といったのだが、
東京無線、などありますので、とだけ言われ、こちらで探す必要があるとのことであった。

13.術後初めて自分の顔を見る

その後、「これから先生による説明がありますので」と言われ、しばらく待っていたところ、執刀医がベッドまで来てくれた。
「6時間寝てましたがどうですか?」と聞かれ、「かかとが痛いです」と伝えた。ずっと仰向けになっていて、足を動かしていなかったので、踵が異常に痛かったのだ笑
その後、「ご自身の顔は見られましたか」を聞かれ、「まだです」と答えると、鏡を差し出してくれた。

見ると、
・目が両側に引っ張られ、細くなっている
・頬も両側に引っ張られ、のっぺりしている
・口も両側に引っ張られ、たらこのようになっている
状態で、一言「ひどいですね笑」と伝えた。

明日から2〜3日が腫れのピークです、と伝えられた。
これ以上腫れるのか、と若干ビビった。

14.切った皮膚を見る

その後執刀医から「切った皮膚見たいですか?」と聞かれた為、興味があった為「見たいです」と回答。
数秒後に持ってきて頂き、縦10cmx横5cm程のラグビーボール状の皮膚2枚を見せてもらった。
「これが切った皮膚です」と説明された。

さらに「これがリガメントです」と入って、黒いホタテの貝柱のようなもの2つを指差した。
リガメントは靭帯のことで、これを切らないと、しっかり奥からリフトアップできないので良くない、という説明がどのクリニックでもされていた。
ただ「僕は再利用するので」と説明していたように、2つしかなかったので、おそらくその他のリガメントは切断した後再利用したのだろう
(靭帯を切って再利用できるのかは私は素人なので分かりませんが)。

15.シャワーについて

3日間は頭のシャワーはしないでください、と言われた。
水分が縫い目や傷口に入り化膿するのを防止する為、だそう。
逆に、「体の部分は良いのですか?」と聞いたところ、「問題ない」とのこと。

以前カウンセリングの際にナースさんには、3日間は体もシャワーを浴びないでください、と言われていたので、若干異なるが執刀医が正しいであろう(前回理由を聞いた時は、体にシャワーを浴びると血流が良くなりすぎてしまうから、とナースさんに言われたのだが。まあ良い)

執刀医曰く、顔は水で洗わずに、蒸しタオル(お湯に浸したタオルを固く絞ったもの)で拭くと良い、と言われた。
こうすることで、万が一水分が傷口に入ってしまうことを予防できるからだそう。

後は、水を使わないシャンプーというものもある、と説明された。
これについては、変に傷が悪化するリスクを犯してまで無理に洗わなくても良いやと割り切っていたので、あまり詳しく聞かず流してしまった。

16.フェイスサポーターの付け方

執刀医が退室した後、ナースさんよりフェイスサポーターの説明があった。
これは、見た目がストッキングのようなベージュ色で、頭から被り、正面の顔部分と両耳部分のみ穴が空いているものである。

被った後、両側下にあるマジックテープ2本を、後頭部辺りに貼り付けることで、フェイスラインのあごから両耳にかけて圧迫する仕組みになっている。
執刀医曰く、「原始的だが、一旦剥がした皮膚を再度くっつけるには、圧迫することが大事」と話していた為、これを実施する地味だが重要なものである。

外出する時と食事の時以外は、基本的につけてください、と言われた。
食事は、つけていると食べられないので、とのこと。
「寝る時もですか?」と聞いたところ、「出来ればお願いします」とのこと。

17.着替え

その後、着替えできそうですか?とナースさんに聞かれ、
ただやはりまだフラフラする為、もう一眠りさせてください、と言い、寝かせてもらった。

更に1時間程経った20:00頃、再度ナースさんが訪ねて来た。
今回は前回より大分クリアになった為、着替えをする旨お伝えした。
ただ、いざ着替えようとすると、片足だとフラフラする為、椅子に座りながら着替えた為、やや時間を要した。

結局、タクシーの連絡先もないまま、クリニックを出ることに。
廊下はフラフラする為、再び片側をナースさんに支えられながら歩き、フロントまで。

フロントには誰もおらず、おそらく私が最後の客なのだと、その時ようやく悟った。
金曜の夜なので、早く帰りたかったのだろう笑

もう一名のナースがエレベーターを呼んでくれて、扉まで開けてくれて、エレベーターの中へ。

18.タクシーで帰宅

1階に着いてから、果てどうやってタクシーを呼ぶか、考えた。
東京無線と聞いた為、東京無線でググったところ、「Go」アプリが出てきた。
以前ダウンロードしていたが、スマホの不調でアプリが消えていたので、再度ダウンロードしてみた。
ダウンロード後、使えるかわからなかったが起動したところ以前登録していたアカウントが残っていたらしく、そのアプリでタクシーを呼ぶと、ものの5分ほどで到着した。

そういえばニット帽は被ったものの、マスクは結局しなかった。
理由は、耳の後ろもカットして縫っているので、あまり耳に紐を引っ掛けたくなかったからだ。

タクシーの運転手さんに顔を見られた時、どういうリアクションをされるか、少し不安であったが、全くノーリアクションであった。
自分の中ではいつもと違う顔だが、世の中にはこういう顔の人もいる(かもしれない)ので、特段驚きではないのかもしれない。
または単にリアクションしないようにしてくれていただけなのかもしれない。
行き先を伝えると、急激に眠気が襲って来た為、一眠りすると、あっという間に自宅へ到着した。

19.術後自宅にて

自宅に到着すると、どっと疲れが出た。
まずは、先ほど習った、フェイスサポーターを装着してみる。
穴が多く、どちらが上だか分かりづらい。
製品タグがついている方が、表だとナースさんに言われたのを思い出し、何度か試した上で、装着できた。

朝から何も食べていないので、食事を取ろうとするが、果たして食べられるのだろうか、不安だった。

以前カウンセリングの際は、食事は普通にして頂いて構いません。むしろしっかり栄養をとって頂いた方が、回復にも良いです、と言われていた。
その為、たんまりチキンを冷凍していた為、解凍して焼けば食べられるが、念の為春雨スープから試してみることにした。

20.春雨が噛めない

予感は的中。春雨スープを作り、いざ食べようとすると、食べられない。
まず
・唇が腫れている
・唇が左右に引っ張られていて、大きく開けない(最大1cm程度)
・なぜか噛み合わせがうまく合わず、春雨が噛めない
といった状態。。

スプーンの先っちょを使って少しずつ少しずつスープを口元に流し込み、前歯を使ってビーバーのように春雨を噛み砕いた。
こんな食べ方は初めてだ笑

21.仰向けで寝れない

なんとか食事?を取った後、体が温まったからか、またしても眠気が襲って来た。早めに寝てしまおう、といつものようにベッドに入り上向きで寝ると、アゴの下が押さえつけられているせいで、息ができない。

正確にいうと、上向きで寝転がっている段階では十分な呼吸量があるので大丈夫なのだが、いざ入眠しそうになると、呼吸量が格段に減るため、急に息ができなくなるのだ。

息ができなくなると、当然眠れないので、このルーティーンを何度か繰り返し、上向きはダメだ、と気づく笑

22.横向きも痛くて寝れない

では横向きはどうか試したみた。
ナースさんに聞いた時は、寝るときは「上向きですよね?」と聞いたところ「横向きでも大丈夫です」と言われた為、試してみることに。

上向きと違い、気道が苦しくなることはなく、快適なのだが、しばらくするとズキズキ痛みがする。

今回耳の前あたりから前10cmほどを剥離し、5cmほどをカットし、耳の前部と後部を縫っている状態である。

丁度その患部が頭と枕のサンドウィッチ状態になっているので、痛いのは当然だ。
もちろん痛み止めの薬を飲んだ上での状態だ。

23.結局ソファーで一夜を過ごす

上向きもだめ、横向きもだめ、となるとソファーに座るのはどうだろう、とリビングのソファーに座ってみた。
この状態は痛くも、苦しくもない。

風邪をひかないように、エアコン暖房をガンガンにつけて、タオルケットを掛けて寝ようと試みた。
しかし、1時間くらいで体が痛くなり、目が覚めてしまう。

寝ては起き、寝ては起きを繰り返していたら、結局朝になってしまった。。

24.手術後1日目

睡眠不足のまま朝を迎えた手術後1日目。
こちらの様子は、次回の記事を乞うご期待。

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