見出し画像

映画やドラマは語学上達にどのくらい貢献するのか?

ニュージーランドで生活していると、日本語がかなり上手な外国人に出会うことがある。彼らに日本語上達の方法はなんなのかと聞くと、みな口をそろえて「日本のアニメを見た」「日本のバラエティーを見た」「日本のドラマや映画が好き」と言い、動画を見て日本語上達した人が多い印象を持つ。

彼らが言うには、何回も何日も何年も見続けることによって、何を言っているのか、どういうフレーズをどういうタイミングで言うのかが分かってくるみたいだ。この感覚は語学初中級レベルの人にはなかなか実感ができずらいのではないだろうか。頭では何となく理屈は分かるが、実際何回英語のドラマやテレビを見ても、何を言っているのかさっぱり分からないからである。

「継続することが大事」と言われるが、不確かな未来の上達を信じて、勉学を続けるのはなかなかの意志力と精神力が必要になると思われる。最初は調子が良くても、どこかで障害にぶつかったり、環境が変わることで続かなくなるのが大半の人の結末だろう。

日本語がかなり上達した外国人を見て、ただ一つ言えることは、彼らはドラマやアニメを見ることが、「心から好き」であることだ。本当に楽しそうに好きなアニメの話をしてくれる。”好きこそものの上手なれ”と言われるが、まさにそれを体現しているのである。本当に好きなものは、何も考えずとも続くのである。

そう考えると、「英語を上達したいから英語のドラマを見よう」という姿勢はあまり褒められたものではないのかもしれない。きっかけはそれでいいかもしれないが、そのドラマやアニメ自体を好きになることができなければ、挫折する未来が容易に想像つくのである。

語学習得を目指す方は、自分が心から好きと思えるものに出会うのが先決ではないだろうか。例えそれがどんなレベルのどんなことでも問題はない。外国の人と話すのが好き、あの映画が好き、あのアニメを見たい、好きな役者さんがいる、英語の小説が好き、などなど、必ず語学習得を志す人には、何かしらその人の「好き」があるはずである。

かく言う私は、今ハリーポッターをNetflixで見ることにはまっている。英語字幕で見ているが、言っている内容は5,6割しか理解できない。しかしそれ自体が好きなので勉強している感覚は全くない。4作目まで見ているので、続きがただただ気になるのである。この気持ちを大事にして、英語と触れ合う時間を今後も増やしていきたいと思っている。


この記事を見て、語学習得に興味を持たれた方は
いいね!フォロー!をお願いします(^^♪

ニュージーランドという実験室で、ワーホリ大実験中です。ご支援頂きました研究資金は、今後の更なる実験のために使用させて頂き、noteでの実験結果の報告という形でサポーターの皆様に恩返しさせて頂きます。