オークランドはニュージーランドで一番人口の多い都市。

ニュージーランドを日本の北海道と本州に例えると、オークランドは北海道側の上部にある。海に接して、火山帯特有の丘が多く、日本で例えると神戸に近い環境だろうか。人口も１５０万人ちょっとで神戸と近い。

オークランドの特徴としては、まさに人種のるつぼと言うべき住む人間の国籍の多様性である。ニュージーランド人に聞いたら、自国なのに自分が外国人のように感じることがあると言うほど、国外の人間の割合が多い。アジア、南米を中心に各国の人が街を行き交う。シティ中心部には日本食レストランや韓国、中華料理屋がそこらじゅうにある。日本と同じ島国にも関わらず、ここまで人種の多様性が違うのはなぜだろうか。

現在オークランドは冬であるが、厚手のコートを一枚羽織れば全く寒さは感じない。日中は日差しも強く、軽く体を動かせば少し暑さを感じるほどだ。冬の紫外線量は低いが、夏は日中非常に強いため、サングラスと帽子、日焼け止めは必須である。まだオークランドの夏を経験していないが、紫外線さえ強くなければ、ずっとオークランドに住んでいたいと思えるほど、気候には恵まれている。

オークランドに住んでて良く遭遇するものが二つある。一つ目は突然の雨。「良く晴れてるな～と」思った１０分後には土砂降りの雨が降っている、なんてことがしょっちゅうある。なので、外出するときは必ず折り畳み傘を常備するのがオークランドでは必須だ。二つ目は虹。きれいな弧を描いた虹をオークランドに来て何度見かけただろうか。良く雨が降り、空気がきれいなので、虹が現れやすい環境なのだろう。虹を見ると、いつも心が軽やかになる。

オークランドはまだまだ発展途上の様相を呈している。ニュージーランドで一番の都市とはいえ、街の中心部のビル群はまだまだ建設途中で、これからさらに発展していくだろう。オークランド空港と市内中心部を繋ぐ電車の路線も今後建設されていく計画もあるらしい。世界各国から移民を受け入れ、経済発展しているオークランド。これからのさらなる進化が楽しみである。