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国債(1)債務対GDP比は重要!?


”日本の財政赤字がヤバイ”っていうのはみんな知ってると思う。
下記が”我らが信頼できる?”政府とマスコミの報道ね。


『債務対GDP比』で語るのが当たり前


(以下、全部クリックでHPにとびます)

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そこで
よく使われるのが「負債対GDP比で世界最悪」というもの。
 ⇓ こんな感じ ⇓

白書GDP比文

これもね❤

白書H30対GDP比250白

『これで語るのがグローバルスタンダード』なんですね...。
IMFのデータベースなどでも「,GDP%」が基本です。

日本を代表する専門家も当然...。

日本総研の河村小百合さん(この分野の専門家)も『財政再建にどう取り組むか』という記者勉強会資料でこう書いてます。

”国内外の歴史を振り返る限り、GDP対比でみた政府債務残高規模が200%を
超過した事例はごく限られる。

政府債務残高規模の増加傾向を止めるには、プライマリー・バランス均衡では不足、一定の黒字幅を安定的に計上することが必要。...

...政府債務残高規模の対GDP比の安定的な引き下げを目標に据えるべき。”

第一人者のレポートなので興味深く資料の最後の方まで見たよ。

最後の方に載ってた、あれれ...(39P,最後から3P目)

先進国GDP比85%

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でもサンプル数少ないしな…

あった、さすが河村さん!

より範囲を広げて中所得国、デフォルト時の対外債務か。でもいいや。
「対GDP比」がヒドイんだろうな。

あれれれれ....。 

デフォルトいろいろ国GDP比

中所得国GDP比69%


感想:

僕が先生だったら
学生が
 『このデータからデフォルトの要因で
   最重要なのは対GDP比の大きさです』
って言ったら
 『はい、やり直しっ!』と言いますね。

国債(2) に続く
関連記事は「先進国のデフォルト:欧州の歴史編」

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