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エンジニア採用はますますアウトプット重視になっている話

こんにちは。トラックレコードの芹川です。
エンジニアの採用/転職支援と、Slack内で雑談を通じてチームをつなげるアプリの会社をやっています。
人の才能を引き出すのが得意です。

今日は「エンジニア採用において、アウトプットがますます重要になってきている」という話を書きます。

ここでいう「アウトプット」というのは、Github上でのコードやweb上で実際に使われているプロダクトだけではなく、技術ブログや登壇などを広く指すと考えてください。

エンジニアの採用において、アウトプットが多い方が評価されやすいこと自体はわりと常識です。ただ、コロナ後の転職市場において、ますます重要になってきています。
これまで"Nice-to-Have"くらいだったところから、"Must-Have"に近いケースが増えてきている印象です。

アウトプット重視になっている背景

これはなぜかというと、長引くコロナの影響でテレワークが増えることで、普段の行動や思考過程が見えにくくなり、仕事での信頼関係構築や人事評価においてアウトプット(成果)への依存度が高まっているからです。「アウトプットするのがエライ・スゴイ」ということ以上に、アウトプットが見えにくい人と信頼関係を築いて一緒に仕事をすること自体が難しくなっているわけです。

実際、スタートアップとかでは一部または全部リモートを続けている会社さんがかなり多いですし、他職種より開発職の方がリモート多めというケースが多いです。

4月以降でいうと、「入社初日からリモート、その後1ヶ月以上出社せず」という事例も普通にあり、今後もまだまだあり得るでしょう。

未経験採用だけでなく、経験者採用においても重要

これまでも実務未経験のエンジニア採用においては、ポートフォリオという形でのアウトプット必須となるケースが一般的でした。

最近では、経験者採用においてもアウトプット必須を見かけるようになりました。(必須と書かれていなくても、アウトプットがないと書類選考上不利になっているケースはたくさんあるので、転職活動中の人は注意しましょう。)

公開されている具体的求人で見ていくと、たとえばGMOペパボさんの「webアプリケーションエンジニア」という募集では、必須スキルの部分で「※アウトプット必須です(GitHubアカウントやソースコードがわかるもの)」と明記されています。

必須要件にまではなっていないけど、アウトプットがあった方がよいという求人は公開情報だけでもいっぱいあります。

ピクスタ Webアプリケーションエンジニア
GitHubのアカウント、技術ブログ、開発に携わったサービスやツールなどがあれば応募時にお知らせください。
SmartHR Webアプリケーションエンジニア
「学習したことをブログ・Qiitaへの投稿などで情報発信する人」

「実務のコードは見せられない」問題

とはいえ、「実務のコードは公開できないので」という理由でGithubアカウントがすかすかに見える人はわりと多いです。

それは当たり前なのですが、それで終わってしまうと自分の機会を狭めてしまうかもしれません。登壇資料やブログなどでエンジニアとしての才覚を存分に発揮する方法はあるので、機会があれば積極的にチャレンジするとよいと思います。

職務経歴書だけでめちゃくちゃ強そうな方であっても、アウトプットは多い方が有利だと思います。なぜなら開発組織は常に厳しい採用競争にさらされており、どのような役割であっても発信力で採用に貢献することはポジティブだからです。

転職を具体的に考える半年前からアウトプットする習慣をつける

まとめると、

・アウトプットが今まで以上に大事になってきてます
・選考の評価材料としてだけでなく、テレワーク下でアウトプットする行動習慣の重要性が高まっています
・「半年後くらいに転職を考えようかな」というエンジニアの方は、今すぐブログなどでのアウトプットを始めましょう。本当に必要になってから始めても間に合わなくないおそれがあります

という話でした。

さいごに

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