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ずぼらママがポテサラと冷凍餃子に続く手抜きターゲットを予想する

昨日、自分の昼ごはん用に嬉々として冷凍餃子を焼いていた最中にリアルタイムで冷凍餃子が話題になり、驚いた。

「冷凍餃子が手抜き?は?手抜きに決まってるだろ!」と、フライパンの上でジュージューと音を立てる冷凍餃子を手ぶらで見守りながら、ツイッターのタイムラインをさかのぼる。

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どうやら、手抜きは手抜きでも、そういう意味ではないらしい。要するにポテトサラダ論争再び。

フライパンに並べて水も油も入れることなくただ待つこと5分。火加減さえ調整することはない。焼けたらお皿をあててひっくり返せばハイできあがり。

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スーパー面倒くさがりな私が「全く実用的ではない ただ映えるだけのランチョンマット」をわざわざ敷いて昼ごはんを撮ることで あたかも“ていねいな暮らし”をしているう風を装えるのだから、製造元には本当に感謝したい。

なんならもっと極限にラクがしたいから、フライパン洗う手間も省けるように「電子レンジでパリパリ・ジュワジュワ羽根つき餃子」とか出してくれたら買う。買い込む。


ポテトサラダも冷凍餃子も、少なくとも私の周辺は「作るの面倒なんだから食卓に並んだ地点で手抜きとはいわない!」派の主婦&主夫であふれている。類は友を呼ぶ、サイコー。
…仮に類が友を呼ばなかったとしても、私の夫さえ容認してくれれば、この際世論もどうでもいい。


さて、そういうレベルの面倒くさがりやな私が恐れているのは「ポテサラ」「冷凍餃子」までは世論が容認してくれても、「それくらいはさすがに作ったら」と意見が五分五分にわかれる、あるいは「100%手づくりするでしょ」といよいよ手抜きの有罪判決が下されるメニューが今後登場することだ。

ここ最近の私の買い物を振り返ってみよう。

・唐揚げ
揚げ物は家でしない主義。
大丈夫きっと揚げ物全般は世の皆様の9割は「買うのは手抜きじゃない」と言ってくれるはず。

・きんぴらごぼう
炒めるだけだと知っているが、ごぼうを細く長く切るの面倒だもの。

・カボチャの煮つけ
かたいカボチャを切るのが億劫だもの。

・酢豚
ピーマンや玉ねぎ、それぞれちょっとずつしか必要ないのにわざわざ切るの面倒だもの。

・焼くだけハンバーグ
ハンバーグに火をとおして、エラい!(CV.コウペンちゃん)


挙げ始めると止まらない。

…あ、ひとつ気が付いた。
わが家では麦茶を手作りしている。手作りとか書くと茶摘みからしているような感じになって書きながらひとり笑っているが、麦茶ボトルに水とお茶パックを放り込んで冷蔵庫へ。

麦茶の消費量が多い夏は特に 空になったボトルを洗うのが面倒くさくて仕方ないが、昨年妊娠中につわりで動けなかったとき夫が麦茶のペットボトルを買ってきてくれたときに、ペットボトルを捨てることも同じくらい面倒だということを痛感した。

自治体の決まりでペットボトルはラベルを剥がし、キャップを外し……と、この辺まで決まりごとを読んで、もうお手上げだ。

さらに、紙パックの麦茶も同じだった。飲み終わったあと畳むのが面倒くさい。とはいえそのままゴミ箱に放り込むにはスペースを取りすぎる。あと、紙パックに至ってはコンビニはともかくスーパーにはあまり並んでいないことも欠点だった。

コスパで選んだわけではないが、麦茶を一番簡単に量産する方法として消去法で手作りすることを選んだ。仕方ない。

「この麦茶は手抜きだね?」という誰かの一言で世間が三度目の炎上をする日をゆるやかに待ってみたい。


あ。
手を抜かない麦茶とは、急須でいれた麦茶かな?と想像してみたが、湯を沸かすのが面倒くさい。

おしまい。


今日も、食卓は手抜きでつくりつつ娘とたのしく過ごす。
#つくるのはたのしい (悪ノリではなく、本当に)

2020/08/07 こさい たろ


**関連リンク
そんな麦茶をバーンした話。


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