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僕が欲しいほんやくコンニャク

ほんやくコンニャクってご存じですか?

漫画のドラえもんに出て来るひみつ道具の一つです。

ドラえもんの「ほんやくコンニャク」は、食べるとどんな言語にも理解して、相手と通じるようになるこんにゃくです。

特にこの秘密道具は、ドラえもんの映画を見るとよく出て来るので、ある意味長旅には必須のアイテムです。

私自身、残念ながら日本語しか話せないので、英語やフランス語、その他多くの外国語をほんやくコンニャクで話せるようになれば、本当にいいなと憧れます。

以前、りんごのマークの会社の人たちがわざわざ海外から私の会社にやって来て、一緒に仕事をしたことがあるのですが、まあ話せなかった。
何となく言ってることは理解できたのですが、なかなか話せない。いざこのような場面に直面すると話せたらいいなって思ったりもします。
そして、「ほんやくコンニャク」があればもっといいなと。

今は「リアルなほんやくコンニャク」である「POCKETALK」も発売されたことですし、外国語がわからないと言う悩みに対して、かなり障壁がなくなってきたように思います。

私自身、ほんやくコンニャクは使いたいなって思います。
でも、使いたいのは、日本語で話す場面です。

どのような時に使いたいかと言うと、上司やお客様から聞いた言葉を、うまく噛み砕いて伝えることが必要があり、その時に使えるほんやくコンニャクがあればいいなって思うのです。

例えば「ワンチームの精神で」って言われても、どんな精神だよって思うじゃないですか。正直このような抽象的な発言をするのをどうにかして欲しいけど、本人には聞けないじゃないですか。
そんな時に使う「ほんやくコンニャク」が欲しいなって常々思います。

こんな場面で「ほんやくコンニャク」で、具体的な部分が補完されるとどれだけ楽なことか。いつも思います。
きちんと補完されたことをさらっと伝えるだけで良いので、仕事も楽になりますよね。

まあ、そんな「ほんやくコンニャク」は存在しないので、聞いた私が抽象的な言葉を具体的な言葉に置き換えて、伝える訳です。

ところが、この抽象的な言葉をうまく解釈するのが難しい。
そして、他の人に上手に伝えるのも大変。
正直難しい作業ではありますが、これは私に「鍛錬しなさい」と試練を与えられているのだと解釈し、いつも言葉を置き換えて伝えようと心掛けています。

なぜなら、きちんと話す言葉に置き換えて伝えることが出来れば、多くの人から信頼を得ることができますからね。

専門的な用語で話した方が良い場面では、専門的な話を。
初心者の方には、わかりやすい具体例を添えて。
子供には、興味を持ってもらうようにシンプルに心掛けて。

このような形で、相手や場面によって伝えることをうまく組み替えて行けば、うまくやって行けるのかなと思います。

私がやっている占い。特に、カード占いの場合だってそうです。
カード占いの解説書では「抽象的な意味」しか書いていないのです。それを、どのように自分の言葉に置き換えて、相手の求めていることを理解した上で話し伝えることが大切です。

そして、そのスキルを身に着けている人が、信頼される占い師さんとして長く続けることが出来ると私は考えています。

万能な「ほんやくコンニャク」に頼りたい。あったらいいな。
そんな気持ちを抑えて、少しずつ言葉を置き換える力を身に着けて、伝える技術を作って行くのが必要だな。

会社の大掃除の時に出てきた翻訳機を眺めながら、そんな事を考えた一日となりました。

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